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All Things Must Pass

森羅万象 ~ 歩く印象派

なかがわ水遊園

2006年08月18日 22時40分52秒 | 旅行(山行以外)
いわむらかずお絵本の丘美術館から那珂川方面へ降り、川岸に沿って少し上流に向かう。
アユ釣りをする人や、河原で遊ぶ家族連れなどが見える。5分ぐらい走ると橋があって
対岸に渡れる。左手にガラス張りのピラミッド状の建物が目につくが、これがなかがわ
水遊園である。隣には水産試験場が並ぶ。(というか、ほんとは水産試験場が主で、水
遊園は“付属施設”的な性格なのだろう。規模は別として。)

かなり広い“公園”である。いわゆる親水目的の公共施設であることは間違いない。

これ作るのにかなりのカネが使われたのだろうなあ。(税金が!)
人工的に池を作ったり、人工の釣り場を用意したり、アユの塩焼き店や農産物販売所
を設置するなど、不自然なもので人をいっぱい集めるのはどうかと思う。とにかく
駐車場が大面積を占めている。おかげで周辺道路の混雑ぶりには閉口した。
と文句たらたらであったが、悪いことだけではなかった。

ガラスピラミッド館(正式名称は「おもしろ魚館」というらしい。)では「大アマゾン展」
というのをやっていたが、面白かったのは下の階で水産試験場の職員二人組によるメ
ダカの誕生から成長まで記録の説明と電子顕微鏡によるオオミジンコの拡大映像とア
ユの話。説明してくれる職員,特に若手の綱川氏は非常に熱心で誠意ある対応ぶりに
頭が下がる思いであった。

ミジンコの寿命は3ヶ月とか、身体は柏餅のように半分開き気味のカスタネット状態
でこれをパクパクさせて推進力を得るなど興味深い話に引きずり込まれてしまった。
聞けばお父さんがアユ釣りが好きで、それがきっかけでこの道に入ったという。アユの
養殖も昔は琵琶湖から稚魚を買って栃木まで運んだのだが、今では栃木県内で人工
ふ化が可能になったそうだ。川で生まれたアユは一度は海水に触れてこないと産卵し
ないのだが、ここでは海に行かなくとも産卵可能な施設を備えてあるそうだ。
綱川氏が薦めてくれたのが下記の本だ。
これを読むとアユの興味深い生態や昨今の川を巡る環境の移り変わりを知ることができ
るという。下は綱川氏の直筆メモ。

Amazonで調べたらあった。さっそく注文することにした。



いわむらかずお絵本の丘美術館(栃木 那珂川町)

2006年08月17日 19時06分31秒 | 旅行(山行以外)
を載せて栃木県那珂川町にあるいわむらかずお美術館を訪ねて来た。
以前より訪ねたかったのだがなかなか機会がなく、今回やっと念願かなった。
アクセスは高速道から離れているためあまり便利とはいえない。しかし,その分
豊かな自然に囲まれゆったりとした時間を過ごすことができた。

くねくねと緑の濃い細道を登りつめた高台に美術館は建っていた。

入り口に蔓棚があってひんやりとする。見上げると何か実がなっている。
ミツバアケビの実だ!これだけでも来た甲斐があるというものだ。

今月は長谷川哲雄氏とのコラボで「昆虫図鑑」と称される企画が展示されていた。

那珂川を臨む広大な敷地には沢山の草花がおい茂っている。この地を題材にした
いわむら作品も数多い。



テラスからの眺めは開放感たっぷり。

ここでじっくり陽が沈むのを待つのもいいだろう。


ここでスイーツをとりしばし休憩。

お皿もいわむら作品だった。

まだまだ夕暮れには時間が早い。

那珂川に向かうことにした。

喜多方の道の駅 にて

2006年07月28日 17時27分43秒 | 旅行(山行以外)
「野鳥飛来地につき釣りや、犬の散歩ご遠慮下さい。」
 米沢から雨の大峠を越えて会津に入るとまもなく左手に
道の駅が見えてくる。駐車場に車を止めてすぐ上の看板に
気づいた。念のためカメラだけは持ち、小雨の中看板の方
へ歩いてみた。5~6段の石の階段を登りきると・・・

いました。
カモ?
でも「マガモ」は11月~3月の時期しかいないはず。
これは何ガモ?


山寺で板そばとトマトのレモンサイダーがけをいただく。

2006年07月27日 18時47分44秒 | 旅行(山行以外)
実は山形は全国でも一、二を争う蕎麦どころと聞く。
この地方独特の「板そば」というのがある。
由来だが、秋の収穫が終った11月ごろに慰労会を開くのが
この地方の慣わしでそのときに来年の行事について取り決
めを行う。(昔のことで現在は行われていない。)
取り決めは「契約」と呼ばれ、その証として板箱1枚ずつの
そばを配ったのが「契約そば」つまり「板そば」の起こり
だという。
見た目どおり、量は2人前はある。
細過ぎず、太すぎずの蕎麦は歯ごたえもしっかりとし素朴な
味わいだ。

「トマトのレモンサイダーがけ」はよく冷えたトマトにレモ
ンの酸味とサイダーの炭酸がほどよく調和し、歩き疲れた身
体を癒すのに最適だ。トマトをたいらげたあとのサイダーは
ズズーッと飲み干すと爽やかだ。

デザートとしてのトマトは東北ではよく見られる。
実父の実家(青森)ではよく熟れた真っ赤なトマトに砂糖を
テンコ盛りにしたのが出される。まだ小さかった私は最初は
塩がどっさりかけてあると思ってしまい手(箸)が出せなか
った。砂糖だと聞いてなお驚いた。今で云うカルチャーショ
ックである。

でも、今はトマトの砂糖がけ、食べないなあ。
う~む、久しぶりに食べてみるか!

高畠町

2006年07月25日 16時07分34秒 | 旅行(山行以外)
 行きは東北道、山形道と高速道路で一気に走ってしまい
途中の景色を眺めるゆとりもなく、もったいないことをし
てしまった。
せめて帰りぐらいはのんびりしたいと思い蔵王から七ケ宿
、高畠を経由し米沢へ出る内陸コースをとることにした。

高畠はワインも有名だが県外への「輸出」を禁じたラ・フ
ランスという西洋梨の産地でもある。
(下の写真はラ・フランスかどうかは定かでないが梨の木)

その昔は、あの有名をはせた覇王織田信長の末裔が移封に
よって現在の群馬県甘楽からこの地にやってきたところでもある。

織田といっても信長の次男・織田信雄の系統にあたる。
七ケ宿から長いトンネルを抜け出て螺旋状に下ったあとし
ばらくすると右側に立派な三重塔が目に入る。うまい具合
に道路の反対側に道の駅があった。車を停めてまずは1枚
撮ったのが冒頭の写真である。

お寺さんかと思ったらもともとは八幡神社で鎌倉の鶴岡八
幡宮と縁があるという。(下の写真)安久津八幡宮が正式名。

散策してみるとお神楽の舞台も整っているし、

流鏑馬の馬場もあり、鎌倉以来の勇壮な風景が楽しめそうだ。

あいにくの雨であったがガクアジサイが見頃をむかえていた。



山寺

2006年07月24日 23時59分58秒 | 旅行(山行以外)
昨日は東北道を北上し山形の山寺と蔵王のお釜を眺めてきた。
お天気は関東を離れるにつれて好転(好天)。
村田ジャンクションで山形道に折れた頃には日差しも出て来た。
山寺に着いたのは11時。もう、太陽が輝いていた。

少し汗ばんで来たが、これからもっと汗をかく。

この先で拝観料300円を支払い、石段を登るのだ。

樹木の間からジリジリと蝉の声が聴こえてくる。
夏の山寺こそあの芭蕉の句を実感するのにふさわしい。いいぞ、

汗かききって上り詰めると視界が開けた。
渡る風が涼やかで心地よい。

※留守中,コメントをいただきありがとうございました。
 今夜はこれで休ませていただき明日お返事いたします。

万座温泉でのんびり(詳細)

2006年05月27日 16時56分04秒 | 旅行(山行以外)
泊まったのは「万座温泉じゅらく」。
お風呂の大幅改善には大満足。
もともと標高は1,800mあり、その名も「雲海の湯」である。

湯船も大きくなっただけでなく2つ目が増設された。

極楽状態のi崎氏。湯量も豊富だ。身体がポカポカ温まる。

昨夜の宴会では、下記の定番メニューに加え

「鱒の薄造り」が彩を添えた。(食べ切れなかった!)

部屋に戻ってからは極上酒に浸った。
左から泡盛(マイルド瑞穂)、スコッチ(バルベニー)、日本酒(黒龍)

つまみだがF本氏手作りの「スーチカ」と島ラッキョウ風のエシャロット
が披露された。F本氏の沖縄熱はまだまだ覚めやらないようだ。

さっそく「泡盛」から飲み始める。

その後、記憶が途絶えたため(多分天国モード突入のためか?)
残念ながら写真・記事共にここで終了す!

今年初の山菜取り 山菜王国の冒険

2006年05月15日 19時53分04秒 | 旅行(山行以外)
春の山菜取りと秋の茸狩りはこの十数年かかさず通っている。
(山菜・きのこガイドの名を恣にするオ・寒氏に負うところが大
なのはいうまでもない。)


 そのオ・寒氏だが、本日の釣果ならぬ菜果をうらなうべく北信国
境方面の雲の様子をうかがっている。昨日までの予報では雨だった
が、晴れ男ZERO同行の効果は大きくすでに雨は上がっている。
 時刻は7時を回ったばかり、めぜせ!山菜王国!

おおっ!いきなり山菜の女王タラッペの登場だ。

(上の写真提供:オ・寒氏)
次もすごい!ウドの乱舞だ!20~30本はあるゾ。

猛烈な勢いで山菜採りマシーン化するオ・寒氏。

なっ、な、なんと山葵(ワサビ)もあるなんて。

モミジガサも健在だ。


(上の写真提供:オ・寒氏)

天然もんのシイタケ君にも出会えた。
オ氏によればまだあと何年か楽しめそうだ。

きのこにしろこの山菜にしろ、自然の中に身を置くスタイル
が好きだ。あのワクワク、ドキドキ感がたまらない。ふと
見上げる空の輝きもお天道様からのエールだ。
うーん。大いなる自然の恵みに感謝を捧げつつ帰路についた。

(上の写真提供:オ・寒氏)
本山菜記についてはオ・寒氏のブログ(たぶんTB)も参照ください。
(料理なども載っています。)