本作をテアトルで見るために、10年振り?ぐらいで新宿へ。
東京といっても、渋谷や銀座、上野とは随分雰囲気が違います。
いやぁ~、めちゃくちゃ変貌を遂げているやないか~い。
駅前の網目の巨大な花瓶のようなビルにビックリするとともに、
「私はどこ?どっちに向かっていったらいいのでしょう?」状態。
小田急で行ったので、高島屋タイムズスクエアへはぐるっと回って駅の反対側へ。
こちら側には「エンパイアーステートビル」のようなとんがったビルが視界に飛び込んできました。
「はぁ~、新宿はすんごいところだなや」と顔には出さず心の中で呟きながら、足早にテアトルへ。
汗ダクになりたくなくて早めに出て、ゆ~くり歩いて・・・迷っているうちに時間が迫る大誤算!
結局人混みをかき分け汗を拭き拭き小走りに。この日は蒸しました
JR新宿駅を背に高島屋タイムズスクエアを臨む エンパイアステートビルに似てません?
初めて行った『テアトルタイムズスクエア』。
静かで綺麗、ユニークなレイアウト、見やすくっていいなぁ~、また来よ~っと思ったのに、
8月いっぱいで契約満了の為閉館って・・・そんなぁ~、非常に残念です。
*****************
マン・オン・ワイアー MAN ON WIRE
******************
アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー賞受賞
英国アカデミー賞最優秀英国映画賞受賞
サンダンス国際映画祭 ワールドシネマ審査員賞&観客賞受賞
アカデミー賞受賞時にはオスカーを顎に乗せてポーズをとるというパフォーマンスまで披露したらしい。
数々の賞を受賞した作品とは知らず、友人Yさんのお薦めで見ることに。
< ストーリー > テアトル情報より
1974年8月7日、ニューヨークの今は無いワールド・トレード・センター完成前のツインタワーを
綱渡りで渡ろうとしていたフランス人がいた。
高さ411m、地上110階という巨大な2つの建物の間にワイヤーを渡し命綱無しでその上を歩く。
全ての計画は友人らと共に、綿密な計画の下、ゲリラ的に進められた。
時は折しもニクソン大統領が辞任に追い込まれる日の2日前、雲まで届く高層ビルを綱渡りで歩き、
踊った伝説のフランス人フィリップ・プティ。
パリのノートルダム大聖堂に始まり、オーストラリアのハーバー・ブリッジ、
そしてニューヨークのワールド・トレード・センターへ。
どうしてこんな危険なことに挑んだのでしょう?
それに対して
「理由なんてないんだ。でも人生はエッジの上を歩かなければ意味がない」と答える。
いやぁ、度肝抜かれます。
完成前どころか、まだ影も形もないワールド・トレード・センター建設決定の記事を
歯医者の待合室で見つけた何年も前から、ワイアーを渡して綱渡りをすると決めたプティ。
彼のその一途な思いと、そんな彼を支援する友人達。
違法な行為ゆえ、常にパフォーマンスが終るとともに、待ち構えた警察に逮捕される。
それでも、それを承知で、『そこに山があるから』と言う理由で山に登る登山家の同様
ワイアーの上を歩き、ワイアーの上で横になり、何度も行き来する。
411mですよ!風が吹いたらどうすんの?
建物の中から下を覗くだけでも足がすくむ高さです。
上野公園で見た1.2mくらいの綱渡りでもドキドキもんなのに、
411mって、土台下から見上げても渡っているのが見えるかどうかって高さでしょう?!
ツインタワーでの綱渡りの際に流れる音楽は、エリック・サティの「ジムノペディ」。
この曲をバックに渡る姿は、何だか神々しい儀式のような雰囲気。
ワイアーの上で寝そべる姿には緊張感は感じられないけれど、アドレナリンがドバーっと
大量分泌されてるんだろうなぁ。こういう緊張感を一度味わうと次もまたと、エスカレートして
止められなくなっちゃうのかなぁ? アドレナリン・ジァンキーだね。
彼一人に注目が集まるけれど、彼を支える友人達も大変です。
確かにプティは偉業を成し遂げたわけだけれど・・・
見つからないように工事関係者を装って、重いワイアーや機材を何度も階段で運び上げ、
パフォーマンスが終ったら、逮捕されるだけ。
でも、友人達もインタビューで当時のことを思い出し、話しているうちにだけで気持ちが高揚してくる。
その後袂を分かった友人が、振り返って話しているうちに感無量、涙ぐむ姿にちょっと胸が痛みました。
ワールド・トレード・センターの建設風景が見られるのも非常に興味深かったです。
今はテロ事件の影響で、チェックが厳しく、こっそり機材を運んでパフォーマンスなんて
できないだろうなぁ。
そういえば、世界中の高層ビルを命綱なしで素手で登る「フランスのスパイダーマン」こと
アラン・ロベール氏って方もいらっしゃいましたね。
フランス人って高い所好き???
***** 最近 見た 映画 *****
6月30日 「マン・オン・ワイア」 @テアトルタイムズスクエア 新宿
7月 7日 「あぁ、結婚生活」 DVD
「リビング・イン・オブリビオン」 ビデオ 映画製作のドタバタ劇
東京といっても、渋谷や銀座、上野とは随分雰囲気が違います。
いやぁ~、めちゃくちゃ変貌を遂げているやないか~い。
駅前の網目の巨大な花瓶のようなビルにビックリするとともに、
「私はどこ?どっちに向かっていったらいいのでしょう?」状態。
小田急で行ったので、高島屋タイムズスクエアへはぐるっと回って駅の反対側へ。
こちら側には「エンパイアーステートビル」のようなとんがったビルが視界に飛び込んできました。
「はぁ~、新宿はすんごいところだなや」と顔には出さず心の中で呟きながら、足早にテアトルへ。
汗ダクになりたくなくて早めに出て、ゆ~くり歩いて・・・迷っているうちに時間が迫る大誤算!
結局人混みをかき分け汗を拭き拭き小走りに。この日は蒸しました
JR新宿駅を背に高島屋タイムズスクエアを臨む エンパイアステートビルに似てません?
初めて行った『テアトルタイムズスクエア』。
静かで綺麗、ユニークなレイアウト、見やすくっていいなぁ~、また来よ~っと思ったのに、
8月いっぱいで契約満了の為閉館って・・・そんなぁ~、非常に残念です。
*****************
マン・オン・ワイアー MAN ON WIRE
******************
アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー賞受賞
英国アカデミー賞最優秀英国映画賞受賞
サンダンス国際映画祭 ワールドシネマ審査員賞&観客賞受賞
アカデミー賞受賞時にはオスカーを顎に乗せてポーズをとるというパフォーマンスまで披露したらしい。
数々の賞を受賞した作品とは知らず、友人Yさんのお薦めで見ることに。
< ストーリー > テアトル情報より
1974年8月7日、ニューヨークの今は無いワールド・トレード・センター完成前のツインタワーを
綱渡りで渡ろうとしていたフランス人がいた。
高さ411m、地上110階という巨大な2つの建物の間にワイヤーを渡し命綱無しでその上を歩く。
全ての計画は友人らと共に、綿密な計画の下、ゲリラ的に進められた。
時は折しもニクソン大統領が辞任に追い込まれる日の2日前、雲まで届く高層ビルを綱渡りで歩き、
踊った伝説のフランス人フィリップ・プティ。
パリのノートルダム大聖堂に始まり、オーストラリアのハーバー・ブリッジ、
そしてニューヨークのワールド・トレード・センターへ。
どうしてこんな危険なことに挑んだのでしょう?
それに対して
「理由なんてないんだ。でも人生はエッジの上を歩かなければ意味がない」と答える。
いやぁ、度肝抜かれます。
完成前どころか、まだ影も形もないワールド・トレード・センター建設決定の記事を
歯医者の待合室で見つけた何年も前から、ワイアーを渡して綱渡りをすると決めたプティ。
彼のその一途な思いと、そんな彼を支援する友人達。
違法な行為ゆえ、常にパフォーマンスが終るとともに、待ち構えた警察に逮捕される。
それでも、それを承知で、『そこに山があるから』と言う理由で山に登る登山家の同様
ワイアーの上を歩き、ワイアーの上で横になり、何度も行き来する。
411mですよ!風が吹いたらどうすんの?
建物の中から下を覗くだけでも足がすくむ高さです。
上野公園で見た1.2mくらいの綱渡りでもドキドキもんなのに、
411mって、土台下から見上げても渡っているのが見えるかどうかって高さでしょう?!
ツインタワーでの綱渡りの際に流れる音楽は、エリック・サティの「ジムノペディ」。
この曲をバックに渡る姿は、何だか神々しい儀式のような雰囲気。
ワイアーの上で寝そべる姿には緊張感は感じられないけれど、アドレナリンがドバーっと
大量分泌されてるんだろうなぁ。こういう緊張感を一度味わうと次もまたと、エスカレートして
止められなくなっちゃうのかなぁ? アドレナリン・ジァンキーだね。
彼一人に注目が集まるけれど、彼を支える友人達も大変です。
確かにプティは偉業を成し遂げたわけだけれど・・・
見つからないように工事関係者を装って、重いワイアーや機材を何度も階段で運び上げ、
パフォーマンスが終ったら、逮捕されるだけ。
でも、友人達もインタビューで当時のことを思い出し、話しているうちにだけで気持ちが高揚してくる。
その後袂を分かった友人が、振り返って話しているうちに感無量、涙ぐむ姿にちょっと胸が痛みました。
ワールド・トレード・センターの建設風景が見られるのも非常に興味深かったです。
今はテロ事件の影響で、チェックが厳しく、こっそり機材を運んでパフォーマンスなんて
できないだろうなぁ。
そういえば、世界中の高層ビルを命綱なしで素手で登る「フランスのスパイダーマン」こと
アラン・ロベール氏って方もいらっしゃいましたね。
フランス人って高い所好き???
***** 最近 見た 映画 *****
6月30日 「マン・オン・ワイア」 @テアトルタイムズスクエア 新宿
7月 7日 「あぁ、結婚生活」 DVD
「リビング・イン・オブリビオン」 ビデオ 映画製作のドタバタ劇
そうだったんですか、わざわざこれを見るために新宿へ・・
そうですね!高島屋のビル、言われてみれば確かにエンパイア・ステートビルに似ていますよね!
あっ、いえ・・・、これを見るためにわざわざではなくて、別件で東京まで出るのでその前に寄りました。友人からタダ券ももらっていたので・・・
久しぶりに行って変貌振りにすっかりおのぼりさんでした。
隣のビル、似てますよね!!!NTT関連のビルだそうです。
~青いそよ風が吹く街角~のBCと申します。
トラックバックありがとうございました。(*^-^*
>「理由なんてないんだ。でも人生はエッジの上を歩かなければ意味がない」と答える。
綱渡りが大好きだから未知なる大建築物でトライしてみたい。
そういうピュアな気持ちだったのでしょうね。
「そこに高い建造物があると、ワクワクして、いてもたってもいられない、トライせずにはいられない」というピュアな気持ち、そして成功するとどんどんハードルが上がって自分の限界までというチャレンジ精神でしょうか。
何にせよ、スゴイことですね。
言葉は少ないけど、映像でたっぷりと当時の高揚感を伝えてて、そして「祭りのあと」のみんなの気持ちもしっかりと余韻として残していて。 綱渡りってこんなに美しかったんですね。 秀作だったと思いました。
映画館前の美容院がよさそうだったので、思わず近くにないかとチェック、横浜そごうのお店でカットしちゃいました。グルメも多かったし、高島屋も天井が高く落ち着いた雰囲気ですよね。
あの映画館がなくなったら、また新宿まで足を運ぶことはなさそうです。
綱渡りを決行するまでの高揚感と、終った後の決別、将にあれは「祭り」だったんですね。
音楽も相まって、渡っている間は不思議な、緩やかにr時が流れている気がしました。