昨日 浜松で、チェロを弾く四女の演奏会を聴きました。
浜松ジュニアオーケストラの演奏会は、久しぶりです。
偶然 引越し準備で帰省したため、聴けました。
最初の曲は、ハチャトリアンのガイーヌから「剣の舞」と「レスギンカ」です。
登場したメンバーの座るポジションを見て驚きました。
中学3年生の四女が、チェロのトップに座ったのです。
いつも3プルト(譜面台の意、指揮者からの順番)くらいが「指定席」の娘が?
そのあとトップは交替しましたが、最後まで1プルト目にいます。
高校生が4~5人いますから、まず普通は座れない席です。
チェロパートをリードし、指揮者の指示でほかのパートとの「呼吸」を要求される席です。
理由がわかりました。
その日で、浜松ジュニアオケ最後の演奏会の四女に、オケの指導者や仲間達が
「別れ」を惜しんで、「エール」を贈ってくれたようです。そのための席です。
慣れない席での、少し硬い姿勢と控えめなビブラートが、娘の緊張を物語っています。
でも、いい仲間に恵まれ、幸せなジュニアオケを経験したようです。
チェロを始めたのは、四女が小5のときです。
チェロにつぶされそうだった小さな娘が、5年後、オープニングでチェロと一緒に立つ姿には
胸が熱くなりました。成長はあっという間です。
親ばかを承知で言うと、娘を支えている「音楽」と「仲間」のすばらしさを感じました。
勉強する時間より、ピアノやチェロとの時間を取っている四女です。
私の横で、聴いていたトランペット吹きの卵の三女が、時たま寝息です。
連日深夜に及ぶ、高校時代の友や先生とのお別れ会の疲れでしょう。
「ちゃんと妹の演奏を聴いてやれ!」と言いたかったのですが、寝顔を見ると言えませんでした。
娘の成長の喜びとかすかな寂しさを感じた演奏会でした。
そのあと四女に会わずに東京にとんぼ返りの私です。慰労のメールは送りましたが。
画像 四女の弾いたチェロ
昨日の演奏会のプログラム
しかもこんなに素敵な音楽仲間に恵まれて、
四女さんは幸せですね。
きっと岡山でも新しいお友達がたくさんできることでしょう。
春はもうすぐそこですね。
特別な楽曲になったことでしょう。
隣で居眠りをしてしまったお嬢さんに声をかけられない、
それもまたお父様としての優しさですね。
家族で理解しあえる趣味があるのは素晴らしいことだと思います。
うらやましいですね。
四女のチェロの先生の門下生の発表会が今月末あります。ピアノの自在さに比べ、チェロはまだまだ思うようにならないと言っています。ただ ピアノを学んだことにより、初見が楽になり、リズム感も養われたようです。チェロをなんとかしたいと、管弦楽のある高校に行きたいらしいのです。そして、多くの音楽仲間といる時が最高の時間だそうです。
ふたばさん
ピアノ、チェロ、ユーフォニウムと何でもやりたい四女です。どの楽器が好きかとの質問に、次元が違うので順番は付けられないと言ってます。
私は優しいのではなく、「甘い」父親との自覚があります。娘たちと音楽の話ができることは、嬉しいものです。ただ音楽の素人ですから、専門的なことはよくわかりません。