元ベース弾きの田舎暮らしは

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音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

「娘のフォント(書体)」

2010年09月29日 | 娘達・家族
パソコンの数十種類のフォントの数々。
選ぶのに困ることもあります。
でもいつも 結局 明朝かゴチックかの選択くらいに終わりますが。

「新フォント創作」は、四女の通う画塾での課題でした。
美大受験のために塾の講師にしごかれる毎日。
夏休みの課題選択と製作に苦労したようです。

テーマ設定そのものが塾の生徒の課題。
出しても出しても却下される夏の特訓だったようです。
なぜそのテーマなの? コンセプトは? 差別化は?

繰り出される質問に、立ち往生の娘だったらしい。
塾の仲間のテーマが次々に講師に承認され、焦る娘。
やっと了承をもらったのが新フォント創作。

テーマ選択後は、緻密な作業だったようです。
方眼用紙に こつこつハンドで書き込み、スキャナーで読み込み。
延べ二週間にわたる工程。
でも テーマ設定までの苦労に比べれば、苦ではなかったらしい。

先日の岡山訪問時に完成品を見せてくれました。
(達成感からか ちょっと誇らしげに見えた娘の表情、そう見えたのは私の思い込み?)

画塾の指導といえども、まさに会社での「事業化」の考え方そのもの。
塾生に考えさせ、差し戻し、思考の結晶化をさせる塾講師。
美大卒業後、必ず味わうビジネス社会の苦しみを事前体験です。

テクニック養成だけではない画塾、高校では味わえない?勉強です。
合格までの苦しみが、娘を成長させてくれそうです。
コメント (4)
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