元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

四女とチェロと浜松ラストコンサート

2008年03月10日 | 音楽


昨日 浜松で、チェロを弾く四女の演奏会を聴きました。

浜松ジュニアオーケストラの演奏会は、久しぶりです。
偶然 引越し準備で帰省したため、聴けました。

最初の曲は、ハチャトリアンのガイーヌから「剣の舞」と「レスギンカ」です。
登場したメンバーの座るポジションを見て驚きました。

中学3年生の四女が、チェロのトップに座ったのです。
いつも3プルト(譜面台の意、指揮者からの順番)くらいが「指定席」の娘が?
そのあとトップは交替しましたが、最後まで1プルト目にいます。
高校生が4~5人いますから、まず普通は座れない席です。
チェロパートをリードし、指揮者の指示でほかのパートとの「呼吸」を要求される席です。

理由がわかりました。
その日で、浜松ジュニアオケ最後の演奏会の四女に、オケの指導者や仲間達が
「別れ」を惜しんで、「エール」を贈ってくれたようです。そのための席です。
慣れない席での、少し硬い姿勢と控えめなビブラートが、娘の緊張を物語っています。
でも、いい仲間に恵まれ、幸せなジュニアオケを経験したようです。

   

チェロを始めたのは、四女が小5のときです。
チェロにつぶされそうだった小さな娘が、5年後、オープニングでチェロと一緒に立つ姿には
胸が熱くなりました。成長はあっという間です。

親ばかを承知で言うと、娘を支えている「音楽」と「仲間」のすばらしさを感じました。
勉強する時間より、ピアノやチェロとの時間を取っている四女です。

私の横で、聴いていたトランペット吹きの卵の三女が、時たま寝息です。
連日深夜に及ぶ、高校時代の友や先生とのお別れ会の疲れでしょう。
「ちゃんと妹の演奏を聴いてやれ!」と言いたかったのですが、寝顔を見ると言えませんでした。

娘の成長の喜びとかすかな寂しさを感じた演奏会でした。
そのあと四女に会わずに東京にとんぼ返りの私です。慰労のメールは送りましたが。

画像   四女の弾いたチェロ
      昨日の演奏会のプログラム
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする