秋にはいろいろな想いがあります。
花いっぱいのシーズンです。
このうちコスモスには特別な感慨が湧きます。
コスモスの花とか言葉から、何に繋がるかと言えば、実は歌手の山口百恵の歌った「秋桜(コスモス)」に、そして妹の結婚式に行きつくのです。
さだまさし作詞作曲の歌の歌詞の中に鍵があります。
「突然 涙こぼし 元気でねと 何度も何度も繰り返す母」
「小春日和の穏やかな日は もう少しあなたの子供でいさせてください」
交通事故で亡くなった父親代わりの、9歳年下の妹の結婚式は、母親と娘の別れでした。お色直しで、父親が以前作ってやった着物を見たとき、私は涙が止まりませんでした。二人きりの母娘の生活からの嫁入りでしたから。
クラシック至上主義だった昔 山口百恵の歌のうまさに惹かれながら、レコードを買ったことはありませんでした。不遇な過去から立ち上がり、人気絶頂期にきっぱり引退したいさぎよさは、さすがだと思いました。その時「百恵伝説」という全集を買いました。
結婚した妹は、二人の子供にも恵まれました。父親は一番可愛がった娘の結婚、孫の成長を見たかったに違いありません。岡山県内に住む妹は、独り住まいの母親を気遣ったり、喧嘩したりしています。
四人娘を持つ私としては、今はまだ「娘は やらん!!」の心境です。
娘たちの結婚式のことなど考えたくもありません。しかし いずれは。
画像は
http://www.triplethouse.com/PREV/KARAT%20PREV/cosmos-KARAT03.html
(これを書いているだけで、あの時のことを思いだし涙腺が緩むのです。年です)