野の花ガーデンblog

野バラが大好きのんのんです。植物と一緒の暮らしを楽しんでいます。

魚子(ナナコ)ばら

2009-07-20 18:39:21 | 庭の植物夏

ナナコバラが咲きました。
やさしいかれんな花ですね。


花の大きさは3cmほど、ミニバラのローズ・エンジェルと同じくらいです。
でも、葉が違いますね。
先がとがってすらりとして、緑も濃いし、なにしろ小さいです。
もしかしたら同じものかと思っていましたが、全然違うものですね。

魚子バラのことはずっと気になっていました。
江戸時代から栽培されていたミニチュアローズですね。
ロサ・キネンシス・ミニマ自然実生のひとつだと考えられているそうです。
花だけでなくて、葉もすごくちいさなものなんですね。
すっきりした素敵なバラですっかり気に入りました。

いつからどんないきさつで育てられていたのか気になりますが、なんといっても一番気になるのがこの名前の漢字です。
魚子と書いてななこ・・???

花の咲き方で魚子といえば、花弁が小さくて雄蘂雌蘂が目立つように咲くものをいうそうですね。
う~ん、どうみても普通の野ばらの咲き方です。(もしかしたら八重のものがそんな感じなのでしょうか)
魚子模様というのもありますね。ちいさな斜めの格子になったような模様です。
魚のうろこの反射からだそうです。
跳ね返す意味があるので魔よけや、ガラスなどの模様(割れない)江戸切子や時計などにも使われるということです。
・・・でも、バラとはあんまり関係ないような、、、。
ラテン語のナノは小さい、低い、などの意味があるそうですが、これは単なる偶然ですよね、、、。

実際に見てみて、野生のバラを盆栽仕立てにするのとはまた違う葉の小ささに注目した名前なのかなと思いました。
今までは本で読んではあれこれ想像するだけでしたが、手元において観察できるようになってすごくうれしいです。
kaffeさんありがとうございました。
コメント (2)
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