野の花ガーデンblog

野バラが大好きのんのんです。植物と一緒の暮らしを楽しんでいます。

ゲーテという名のモスローズ

2009-07-05 20:22:16 | バラの観察
ゲーテの小枝をいただきました。
このバラは、「おそらくムルチフローラ・ランブラーと、モスローズの一種の交配ではないかと言われている」という詳細不明の、ちょっとミステリーローズです。
ムルチフローラ・ランブラーといわれるとすごく気になる私です。
ルーペを出して観察してみました。


'Goethe'
Moss Rose
Lambert, Germany,1911


反り返ったガクのあたりから実になる部分に、肌が見えないくらいふわふわのモスがいっぱいです。
なんども何度も触ってしまいました。手触りが楽しいです。


正面から見たところです。
花は終わったばかりですね、ピンクの花びらがまだ残っていました。
一季咲きなのにまだ咲いているなんて、ずいぶん遅咲きですね。


葉の形は先がとがっています。
ちいさな葉です。そんなところは確かにノイバラに似ているような気もします。
薄くて平たくて、やや光沢がありますね。


葉の裏は白いです。見えにくいですがうぶ毛はありません。
葉脈に沿って、とにかく一面に紅い腺がびっしりとついています。
てんてんてんてん・・・すごい数ですね。


新芽の様子です。
びっしりついた大小のトゲ〈これは硬いです、持つのに一苦労〉に混じって、間にも紅い腺がいっぱいついています。

モスローズは腺から香りの液が出ているので、触るとねとっとします。
それがモスの香りの元ですが、このバラはちょっと違う香りがしますね。
森の香りや青りんごのような香りではなくて、甘くてちょっと苦い薬っぽいような香りです。
う~んこの香り、どこかでかいだような気がするのですが、、。

このバラが作られたのは1911年、いったいどんなムルチフローラ・ランブラーが使われたのでしょうね。

観察したあと挿し木してみました。うまくついてくれたら、大きくなったところ、花のようすなどつぎつぎと観察できますね、すごく楽しみです。
すみごんさん、ありがとう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする