'Stanwell Perpetual'
暑いのにがんばって咲いています。
このバラは繰り返しよく咲いてくれるので、バラの季節が終わってバラの香りを忘れた頃にまた、ふわっと甘い香り楽しめるのがうれしいです。
この名前になっているスタンウェルというのは、ロンドン郊外の地名だそうです。(地図で見るとヒースロー空港のすぐ近くみたいですね)
1838年にジェームズ・リーによって売り出されたようですが、それは偶然に生まれた実生苗だったようですね。
スタンウェルのあるコテージガーデンで見つかったものだそうです。
パーペチュアルというのは四季咲きのという意味ですね。
つまりスタンウェルで見つかった四季咲きのバラという意味だったんですね。
ガク筒はくびれが少なくてころんとしていて、ちくちくトゲが生えています。
このバラは、スピノシッシマと四季咲き性のあるダマスクとが交配してできたと考えられているようですね。
ヨーロッパに古くからあった四季咲きのダマスクのことにも興味を持っています。
新芽の灰緑の葉や赤いトゲ、枝振りなどを見ていると、ロサ・フェドチェンコアナを思い出します。
遺伝子の研究で、四季咲き性のあるオータムダマスクの起源を調べると、ロサ・モスカータとロサ・ガリカ、それにロサ・フェドチェンコアナが関係しているという話を聞きました。
オータムダマスクの遺伝子の中にあるフェドチェンコアナが、ちょっと顔をのぞかせているのかな、なんて思うこの頃です。