この冬一番の寒波襲来だそうですね。
外は寒い風が吹き荒れているので、
久しぶりにこたつに本を広げています。
先日花ともさんが「植物学と植物画」という本を送ってくれたのです。
花の絵は好きだけど、「ボタニカルアートとは、、」なんて、
あまり考えたことありませんでしたが
テーマがボタニカルアートと植物学なので、
目からうろこというか、まさに今の私に必要な本でした。
楽しくてワクワクしています。
著者は大場秀章先生、バラのお話で有名な方なのに
ボタニカルアートの専門家だったとは知らなくて、、。
知らなかったバラの絵もいくつか紹介されていますが、
特に興味深かったのはセンペルウィレンス
フェルディナント・バウアー(ドイツ生まれイギリスで活躍した植物画家)についての章です。
(比較されているルドゥーテの絵と並べてみました、左)
この絵は史上もっともすぐれたボタニカルアートのひとつだそうで
ルドゥーテのほうは散々です。(とってもきれいなのにね)
「ルドゥーテのバラは、一般に目の位置がバラを少し上方から眺めるところにある」
「フェルディナントの目はバラと向かいあっている。目の位置がどこにあるかでこれだけの違いが生まれてくる」
ルドゥーテのは「本来の花のつき方」がはっきりしていないのだとか、
ルドゥーテは植物学者との意思の疎通が乏しかったのではないかとも書かれています。
手持ちの本をひっくり返してはふむふむ、、と納得したり感心したり
新たな視点で見直しています。