野の花ガーデンblog

野バラが大好きのんのんです。植物と一緒の暮らしを楽しんでいます。

ナカガワノギクを見に

2009-11-30 22:00:08 | 散策
那賀川のナカガワノギクを見に行ってきました。
数日前の新聞に紹介されていたので、見頃なのかなと思ったのです。


川岸の木にあくたがひっかかっています。
この高い道路のところまで水が来ていたのですね。
今年の夏は豪雨災害がでたくらいです。
きっと水量もかなりのものだったのでしょう。
こんな場所に咲くから抵抗が少ないように葉が細長いのですよね。

さてさて菊は咲いているかな・・・白い花が見えません。
以前来たときにはたくさん咲いていたところですが・・。


川岸に下りてみました。
水は穏やかに流れています。
岩にはりついた植物はなんとか残っていますが、菊はありませんね。
流されてしまったのでしょうか。


やっといちりん。
え~どうしたんでしょう、今年はほんとに少ないですね。
岩から岩へと飛び回って探してみましたが、数えるくらいしか咲いていません。
場所を変えてみますね、いったん崖を上って道路まで戻ります。


シマカンギク
道路側の山肌に咲いているものです。
なんだか今年はこの菊も目に付きません。
川原の様子も変わっているし、菊も少ないし、、なんだかがっかり。

ここならどうかとまた崖を降りていって・・

ありました。
岩の上に咲くナカガワノギクです。
場所によって水の勢いが違うのでしょうか、流されたり残ったりするんですね。


咲きすすむと白い花はピンク色に変わります。


岩陰にわずかにたまった土に根を下ろして咲いています。
いつ降るかわからない雨を待つのは大変でしょうね。
それに大水が出ていつ流されるかもわからないし、、。


一緒に岩にしがみついている植物はテリハノイバラやイワスゲの仲間かな。
楽しみにしていた花の咲いているナガバシャジンとかアオヤギバナ、
リンドウなどには会えませんでしたが、


ウメバチソウ
大きな岩の陰にたくさん咲いていました。
これはかわいいですね。
そっとはがして丸めたらそのまま苔玉になりそう。


苔の中に咲くナカガワノギク
こんな風情の苔玉もあったらいいなぁ、、


岩のくぼみにたまった水とナカガワノギク
懸崖仕立てみたいですね。

ナカガワノギクは種を蒔けば一年でちいさいまま花が咲くので、苔玉とか盆栽とかにいいですね。
環境がいいとすごく大きく育つナカガワノギクですが、厳しい自然の中でちいさく咲いた姿を見れてよかったです。
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昔のバラ

2009-11-29 20:08:25 | 庭のバラ秋冬
冬の気配が日増しに濃くなっていく庭で、
秋の名残のバラが咲いています。
昔から栽培されてきたバラたちです。
日本的な雰囲気もあって落ち着きますね。


オールドブラッシュつるタイプ


コウシンバラ


ヒュームズブラッシュ


デュシェスドブラバン


ムタビリス

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テレーズブニュ発芽

2009-11-28 20:50:47 | バラの実生
お預かりしているテレーズさん、発芽しました!
ひとまず最初の段階はクリアですね。


よかった~・・3本も、と喜んで写したのがこの写真です。
ところが翌朝見たら2本に減っていました。
〈向こう側のは茎だけになっていました〉
虫にかまれたのか、風のいたずらか、、、
しかも右の一本は双葉が黄色いままで元気ないです。
無事育ってくれるか、はらはらドキドキ、、先は長いです。
ほかにも発芽してくれたらいいのですが。。


ウィルモッテイアエの鉢に飛び込んで発芽したものです。
本葉が細長いですね。
ウィルモッテイアエは丸い葉なので、その線はなくなりました。
う~んこの感じは・・もしかしてヤブイバラかなぁ、、
光沢もあるみたいです。
いったい誰の子なのか、わからない間が楽しいですね。


ギスレーヌドフェリゴンド
11月3日に蒔いたものです。
これも発芽が早いタイプですね。
ユニークな力強い双葉です。

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文化の森で文化展

2009-11-27 22:10:32 | 暮らし
明日あさっての二日間だけですが、
中学校のPTAの文化展が文化の森近代美術館で開催されます。
その展示のお手伝いに行っていました。



行ってみるとすでにほかの中学校は飾りつけが終わって、
ライトの向きの調整など最後の仕上げに余念がない状態です。


自然の素材を生かしたリースの展示や、


絵手紙や焼き物など、
今年の文化部の活動で皆さんが作ったものが発表展示されています。
みなさんいろいろなことを体験したんですね。


なじみの手芸や、目新しいものなどさまざまですが、
やっぱりフラワーアレンジには目が行きます。


かわいいですね。
私も教えてもらいたい・・


こちらも素敵なアレンジですね。
プリザーブドフラワーでしょうか。
レース編みもかわいいです。

おっと見とれていました。
私たちもがんばって飾り付けます。


展示完成!
夏休みに体験した藍染のハンカチとサンドブラストです。
壁面部分が高くて広いので、脚立にあがっての飾りつけは大変ですね。
公民館の館長さんのひょうたんのライトが印象的です。
私の油絵も展示させてもらいました。〈阿波踊り〉


役員の方が各中学校が持ち寄ったバルーンの花で、
入り口を飾り付けているところです。

たくさんの人に見ていただけたらいいなと思いました。

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ジャカランダを切り戻し

2009-11-26 19:34:54 | 庭の植物
ジャカランダの枝が伸びすぎて電線に触りそうなので、思い切って下から切り戻しました。


2メートルくらいの高さまで戻しました。
これでもきっと来年の夏には電線に届きそうになるかもしれません。
ほんとに大きくなりますよね。
しかもそんな場合は花が咲きません。
来年も涼しそうな葉を見るだけになりそうです。


ケヤキの葉が色づき始めています。
高い山みたいにきれいに紅葉はしませんが、庭の木の葉が色づくのはうれしいものです。
季節の移ろいを感じますね。

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オリーブオイルの採取

2009-11-25 19:03:08 | 暮らし
オリーブの実が色づいてきました。


植えてからもう20年くらい経っています。
最近やっと実がつくようになりました。
品種によるのかもしれませんが、かなり時間がかかるものなんですね。

今年こそはオリーブオイル採りにチャレンジ!

これで約500グラムです。
どうしたらオイルが取れるのかわからないので、ネットで見たやりかたでやってみます。
ペットボトルを半分に切って作ったじょうごで漉すということです。
簡単そうです。
果肉はビニール袋にいれて指で押すと簡単につぶれます。
フィルターはキッチンペーパーを丸めて詰め込むらしい。


・・そのとおりやってみましたが、いつまでたっても変化なし。
下にほんの少し黒い汁が落ちたきり、果肉はだんだん黒ずんできて見苦しくなるばかりです。
半日待ちましたがどうにもならないので、待ちきれずにハンカチで絞ってみました。
果汁は300ccくらいありました。〈黒紫色のドロドロ状態〉
この絞った汁をペットボトルのじょうごで濾過してみます。

・・・なんとか下に黒い汁が落ちましたが、油っけはありません。
上にはますますどろどろのものが残っているだけです。
???
こんなやり方ではオイルは分離しないのでしょうかね。
がっかりしてそのまま放置していたら、!!
なんだか油が浮いているのに気がつきました。
上半分のドロドロ液のほうです。
オイルは下に落ちた黒い果汁にあるのではなくて、上に残ったどろどろの果肉のほうにあったんですね。


そうっと小瓶に移してみました。
上に浮かんでいるのがオリーブオイルですね。
さらさらです。
意外にも透明です。香りも味も特に感じません。
エキストラバージンオイルのあの香りはなにから出ているのでしょうね。

作っている時に手についた果肉はすごい色ですが、水でさっときれいになります。
ついた油分は肌にすり込むとすっと吸収して、ぽかぽかしてきます。
色が黒いから汚い気がしますが、見かけよりもいい感じですね。
ともあれ、オイルが分離してよかったです。
来年はもう少しやり方を研究してみようと思います。

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ヒノミサキギク

2009-11-24 19:55:52 | 庭の植物

ヒノミサキギクがかわいく咲いています。
和歌山県の日ノ御碕に分布している野生菊だそうです。
わりとちいさな花ですね。
並んでいる屋久島テリハノイバラが普通に見えるくらいのちいささです。

 
花はシマカンギクに似ていますが、葉が特徴的ですね。
丸い感じで、フリルのように波うって、ふちはぎざぎざしています。
この葉がかわいいですね。紅葉するところもたまりません。
シマカンギクとキイシオギクとの交雑と聞いて、もっとシオギクに似ているかと思っていました。
どちらかというと照り葉のシマカンギクって感じです。
山の菊が海岸に出て、潮風に耐えるために強くなったって感じなのかな。


シマカンギクも咲いています。
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赤い花赤い実

2009-11-23 18:56:59 | 庭の植物

ロサ・もスカータ
濃い緑の葉が赤い実を引き立てています。



実生オールドブラッシュの実
実が色づいてきました。
花は一重でノイバラ風でした。
実もちょっと大きめですが似ています。


湖南バラの実
丸くてかわいい実です。
やっぱり赤い実は緑の葉と一緒だとかわいく感じますね。


パイナップルセージ
花は甘くて、葉からはパイナップルの香りのするセージです。
クッキーに入れて焼くと甘酸っぱい香りと赤と緑が楽しめます。


サルビア・ミクロフィラ
チェリーセージの仲間だと思いますが普通のとはちょっと感じが違いますね。
夏場は茎が魅力なのですが、この時期になると花がたくさん咲きます。



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冷たい雨

2009-11-22 16:52:08 | 暮らし
冷たい雨が降っています。


早咲きの水仙
名前はわかりません、日本水仙よりも咲くのが早いです。


イングリッシュローズのセントセシリア
寒さに向かうときに咲くバラは、なんだか気の毒ですね。

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シマカンギク

2009-11-21 19:30:55 | 庭の植物
すっかり寒くなりましたね。
遅咲きの野菊も咲き始めました。


シマカンギク
花びらの細いものとか、短くて丸い感じのものまでいろいろタイプがありますね。
これは自然に生えてきて咲いているものです。


ヒノミサキギク
シマカンギクとよく似た花ですが葉の形と質感がかなり違います。
何かとの雑種なんでしょうかね。
〈あ、葉がよく見えませんね、赤い実と丸い葉はヤクシマテリハです〉


那賀川で見つけたものです。
葉の質感はナカガワノギクに似ています。
ナカガワノギクとシマカンギクの雑種かな?

寒くなると黄色の野菊がかわいく見えますよね。花もよく知っているんですね。


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綿3種

2009-11-20 15:34:20 | 散策
畑の綿がはじけています。


緑色の綿
・・・ほんのり緑色?
あまり色味は感じませんね。
もっと緑色になるはずだったのでしょうか、ちょっと残念。


おなじみの白い綿
緑の中で白はよく映えますね。
やっぱりかわいいです。


茶色の綿
やさしい茶色ですね。


つんで帰って手作りのお皿に盛り付けてみました。
はじけた綿はそのままでもかわいいものですが、なにかいい使い道があればいいなと思います。
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牧野植物園で-4

2009-11-19 18:57:23 | 散策
野生菊の続きです。


シオギク
海岸の岩の上などに生える野菊です。
いわゆる花びらの部分がないのが特徴ですね。
高知県では物部川から東に分布しているのだとか、
徳島県にもあるはずなので、一度は見に行きたいと思っています。


葉が厚くて裏側は白いです。
そんなところはイソギクやサツマノギクと似ていますね。

 
ダルマギク
キクとなっていますが、葉の様子もふわふわしてずいぶん違いますね。
九州から朝鮮半島に分布するようです。


ヤナギノギク
葉が細いのでよけいに花が大きく感じますね。
愛知、静岡、高知の蛇紋岩地帯に自生するものだということです。


ナカガワノギク
葉が流線型をしているところは特徴を示していますが、花がくっつきすぎのような気がします。
那賀川の渓流でみたものとはずいぶん違いますね。
交雑したか、環境で変化したのかもしれませんね。

園内のあちらこちらに白い野菊が咲いています。
名札がないので何菊なのかわかりません。

シマカンギクみたいな切れ込みの黄緑色の葉です。


アシズリノジギクみたいな灰緑色の短い葉です。
あれもこれもノジギクかしらと思うのですが、葉の形も色も微妙に違います。


ノジギク
これは正式に名札がついています。
1884年に牧野博士が発見し命名したものはこういう株だったのでしょうか。


丸い短い葉です。


葉の裏には白い毛がうっすら生えています。
ちいさい短い葉、白い茎、アシズリノジギクに似ています。
「高知県南西部に自生するものをアシズリノジギクと区別することもある」と書かれています。
そういうことだったんですね。
ともかく、こういう葉のものがノジギクだとわかってうれしいです。
というのは、私の実家のあたりにはこれによく似た野菊が咲いているのです。


実家の近くに道端に咲いている野菊です。
ノジギクは海岸の近くに咲く野菊だそうですね。
ここは海の近くだし、牧野植物園の名札のあるノジギクによく似ています、
きっとそうですね。
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牧野植物園で-3

2009-11-18 21:41:40 | 散策
秋の牧野植物園の楽しみは、なんといっても野菊ですね。
のびのびと自由に咲いているのを見るとうれしくなります。


さつまのぎく


満開です。たくさん咲いているのでほんとに豪華です。
ここは芝生広場から降りていったところで、薬用植物が植わっているあたりです。
降りていく人は少ないのでひっそりしていますが、すごくきれいです。
ここからの眺めもいいですよね。


じゅうがつざくらも咲いています。
向こうに見える田んぼのピンク色はきっとコスモスですね。
ピンク色の景色はまるで春のようです。

ほかにもいろいろあるので、また明日。
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牧野植物園で-2

2009-11-17 10:42:58 | バラの観察
バラの花もいくつか咲いています。


いつでも咲いている気がするかかやんばら
今は野生菊と一緒に咲いています。
(名札はありませんがアシズリノジギクかな)


かかやんばらの実
うっすら毛が生えた茶色の大きな丸い実が、ころころとたくさん。


琉球テリハノイバラ
こちらもいつでも咲いていますよね。


その割には実が少ないです。
数えるくらいしかついていませんでした。
細長い実です。

園芸種のコーナーにも行ってみます。

〈キング〉
???
キングって秋にも咲くのでしょうか?
知りませんでした。


スレイターズクリムソンチャイナ
我が家にあるタイプによく似ています。


デュシェスドブラバン
しっかりした木になっていました。
地植えにするとあんなに大きくなるでしょうかね。


ゴールデンシャワー
つるバラです。
パークスイエローを思い出させる雰囲気です。
秋にもこんなバラが見たいなと見とれてしまいました。


ジャストジョーイ
「すごくいい香りがする」という声が聞こえたので、私もかいでみました。
さすがに豪華な香り、フルーティな感じですね。

植物園には園芸種のバラは少ないのですが、それだけに通る人たちの目を引くようです。
みなさん立ち止まっては何か話したり、香りをかいで楽しんでいました。
石垣をあがったり降りたり、野生種のバラの実や棘を写している、なんて人はいませんね。
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牧野植物園で-1

2009-11-16 19:22:29 | バラの観察
牧野植物園に行ってきました。
穏やかな秋晴れでとても気持ちのよい日です。
季節の草花や貴重な種類など、いくらでも見るものがあるのに、やっぱりバラに目がいきます。


フジイバラの実が色づいています。


実だけ見るとノイバラと似ていますね。


枝ぶりも似ています。
ノイバラだといわれたらそうかなと思ってしまいますね。
実だけでは、区別はなかなか難しいですね。



ロサ・カニナ
カニナも自生地によっていろいろ違いがあるようですね。


ロサ・カニナ
ここのは実が大きめ、すらりと細長いですね。
株の根元に挿してあったラベルにはBerlinの文字が読み取れます。
もしかしてドイツの野生のカニナなのでしょうかね。


ロサ・パルストリス
赤い実がとってもかわいいですが、ちくちくとと細かいげが生えています。


茎にもとげがぎっしりです。
北米原産のカロリナ節のバラですね。

そして、一番気になっていたヤマイバラの実はというと、

実が残っていました。
ここは日陰なので色が悪いですが、色づいています。
わりと細長い形です。それに意外とちいさいですね。


こちらにもひとつありました。
まだ花柱が残っています。長いですね。
柄も長いです。それにちくちくと腺のようなものも見えます。
今まで何度もここに足を運びましたが、色づいた実が見られるのは初めてです。
感激・・




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