この頃は自宅システムに灯を入れない時が有る。一時は毎日3時間以上聴いていたのだが、「夜更かし」は健康に良くない事と、昼間「オリンパスシステム他」のサウンドを聴いているので使用頻度が落ちている。昼間にたっぷりと音楽を聴いているので無理してまで自宅で聴きたい気になれないのです。
昨日は約半年ぶりにアナログプレーヤーの電源を入れ、ポリーニ/ベーム/ウィーンフィル「モーツァルト:P協23番」を聴いて見た。久しぶりに聴くので、最初の頃は「鈍い」と感じる。曲が終わりの頃になるとややまともなサウンドか?・・・機器のお守の様な使い方なので、それなりのサウンドにしか聴こえない。
40年前は、休日の昼食を節約してLPを買っていました。毎月1枚か2枚を買うのが精いっぱいだった。だから買った曲はその月中聴いていた。それこそ丸暗記するくらい聴いていました。その頃はLPがメインソースでした。今思えば「ノイズ」の中から音を拾っていた様な気がします。でも1枚1枚に思い出が詰まっている様に感じられ手放す気にはなれない。現在ではCDやDVD、BR等のデジタルソースが充実して、簡単に「ノイズレス」のサウンドが聴ける様になった。
LPにしろCDにしろ、一度に沢山の量を買い込むと、ろくに聴かないモノが出て来る。まとめ買いした物には「思い出」がない。
気を悪くされているようでしたら、どうかお許しください。
さて、今回のお題と関係無くて恐縮ですが、例の「残響」の件で思いつき、今朝から手持ちのCHORD DAC64MkⅡの可変バッファ-機能を試しています。
ご存知かと思いますが、このDACはバッファ-時間を3段階に切り替え可能です。
真空管バッファ-より強力で、残響時間をかなり長くコントロールし、空間に倍音成分がちりばめられるような感覚が得られます。
自分の耳では、大きな副作用は無いように思われますが、趣向の問題が伴いますので一概には言えないところです。
ただ、低域についてだけは、やや緩む傾向があるかもしれません。
当方と違い、プリとパワーが半導体ですので反応は違うかもしれません。
このDAC全般は、英国トーンで高域までエネルギー感が減衰せず、弦の情報量が多い好ましいものです。
デッドな6畳での課題は低域ですが経験上手強いものがありました。
ただ「音楽」を聴くには「残響」が足りないと感じています。
昨年12月から準備して来た6ch化を本日実施して「残響音」を獲得しました。
CHORD DAC64MkⅡには便利な機能が付いているんですね。
廉価に6ch化したのですが効果は抜群で、音の厚みや空間再現性が非常に良くなっています。