Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

私のオーディオ流儀「機器の潜在能力を出来るだけ引き出す」・・その6

2015年06月13日 | ピュアオーディオ
1)電源(アイソレーション・トランス等を使った電源)や電源ケーブルはその「機器の質」を左右する。
2)信号ケーブルはラインケーブル・機器内配線(アンプ内・SP箱内等)・SPケーブル・SPユニット等を出来るだけ大量伝送出来る様にしたい。

その5の最終稿で書いた様に、色々な配線が有ると「伝送量が異なる」・・・と云う事は「バランス」を壊す原因でも有り、最終的には「量的差」(情報量・エネルギー感差)が生ずる。

電気の流れは「水道管」に例えてみれば良く判る。信号ラインは色んな配線で接続され「一本の流れ」になっている。「色んな・・・」と云う言葉をわざと使っている。それは「機器内配線」や「SP内配線」・「SPユニット配線」等、一般ユーザーでは手が出せない部分(ブラックボックス)が有るからだ。話を元に戻して、一般的なケーブルの例を「水道管」の例えで話して見よう。

A)CDプレーヤー-プリ間・・・直径(内径)10mm(断面積= 78.5㎟)
B)プリ-パワーアンプ間・・・直径(内径)50㎜(断面積=1962.5㎟)・・投資
C)パワーアンプ-SP端子 ・・直径(内径)30㎜(断面積= 706.5㎟)・・投資
D)SP端子-SPユニット ・・・直径(内径)5mm(断面積=  19.6㎟)

アンプ間やSPケーブルに投資をして良くしても、SP端子-SPユニット(箱内配線)で「ふん詰まる」事が理解出来ると思う。実際には「アンプで増幅出来ても送れない」状態で有る。この場合、圧力となって送るスピードがアップするが、全ては送れない為に「音声信号はオーバーフロー」する。断面積差が3倍を超えると「ふん詰まり感」を音で感じれるようになる。

上述の説明ではSPのみ「箱内配線」を持ち出したが、プリアンプ内・パワーアンプ内にも当然「内部配線」が有って「伝送ロス」が発生する。

また、SPケーブルやSP箱内配線は「何処まで太く出来るか?」は、殆どの方が「何も考えない」で既製品を標準だと思って使っていらっしゃるが、何処までも大きくする事が出来ると考える。これが正しいのだ・・・という根拠はないと思う。但し、「取り付け」や「取回し」の制約が有るので、何処までも太く出来る訳ではない。が、少なくとも一般的なメーカーの標準品より5-10倍の「断面積」の線径の物が使えると思う。そうなると「音数」・「音の厚み」・「エネルギー感」等「音質」は大きく変わって来る。

試しに一番簡単なSPケーブルで試して見ると良い。単純にSPケーブルを2倍にして見ればそのトレンドは判る。


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