Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

JBL #4343の思い出

2016年09月05日 | ピュアオーディオ
JBL#4343は当時オーディオマニアの中で非常に人気の有ったSPでした。1976年発売。シンメトリーなデザインで、38㎝のウーハーを使った本格的4ウェイのSPと言う事で、1万セット/年も売れたSPでも有ります。



当時は「なりたてのオーディオマニア」が最終目標にしていたSPでした。当方もかくに漏れずその一人でした。ただペアで120万円もする価格が、簡単には手出しできない存在でした。



それでも数年後、26歳の時に入手して、以来27年間私のメインSPとして使いました。上の写真は使っていた当時の最終形に近い組み合わせの写真です。(10年程前、PCのクラッシュに会い当時の写真を失ってしまいました)
1)アナログ・・・BL-101L+SME3012R+SPU-GE チューナー:ケンウッド:L-01T
2)CDP・・・ルボックスB-226
3)プリ・・・マッキントッシュ:C29
4)2ウェイチャンデバ・・・アキュフェーズ:F-5
5)低域パワーアンプ・・・マッキントッシュ:MC2500
6)中高域パワーアンプ・・・アキュフェーズ:M-60
ケーブル類はオルトフォン8N&7Nケーブル
の組み合わせで、主にクラシック:80%、JAZZ:20%の割合で楽しんでいました。サブSPにはJBL#4425を使っていました。サラリーマン時代で毎日最低1時間は聴く様にしていました。

#4343が発売された時から雑誌を読んでいましたが、経験の長いオーディオマニアの方は、JBL#43シリーズのサウンドを余り良い音とは言っていなかったのが気になっていました。またオーディオ評論家も賛成・反対の2極化した評価だった様に記憶している。「駆け出しマニア」にはその辺の事は横において、「憧れのSPを手元に置いて」・・・の方を優先させていた。スピーカースタンドも30歳頃に、奥さんから「ブロックを外に出して欲しい」と要求されて作りました。確かにブロックでは子供が怪我をしてしまいます。

しかし、25年も使って来ると、良い処も悪い処も分かって来る訳で、JBL「オリンパス」等の2インチスロートドライバーを使ったシステムのサウンドを聴くと、自分の#4343が小型SPに聴こえてしまう。スケール感が1インチスロートドライバーでは出ないのです。



そこで意を決して、「オリンパス箱」を使って自作アセンブリーのSPを作ったのが今のメインSPの「オリンパスシステム」です。まず最初は、一応ユニット類を揃える処から始めました。購入したオリンパス箱のシステムにはLE15AとガウスのHF-4000の2ウェイが付いていましたが、新たに#375+HL88(ハチの巣ホーン)と#2405・#075のツィーターを購入して3ウェイ化させました。



ネットワークも付いていましたが、どうせやるなら「マルチアンプ」でと思い、アキュフェーズのF-25チャンデバを買い・・・・と色々試行錯誤して現在に至っています。#4343ではたどり着けない境地に今はいると思います。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
SL-HF900 (かべ)
2016-09-05 20:05:33
いつも楽しく拝読しております。SL-HF900懐かしいですね!β改造して超スーパーハイバンドにして遊んでました。日立のブラウン管TVも理屈キッチリに作るメーカーでしたから良かったです。4343は仰る通りデッカイミニスピーカーの様な印象でした。欲張らなければなかなか楽しいスピーカーだと思います。
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4343 (しき(トレイル))
2016-09-05 20:10:40
かべ様 コメント有難うございます。

4343を最終SP(終着点)にするには厳しいですね。ネットワークの作りが最後までネックになりました。中低音用のミッドバスも質感が足りません。
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