今日は久しぶりにヴォーカルを楽しみたくて「五輪真弓ベスト」を聴いています。初めに後ろのRCA箱システムで聴いていましたが、ヴォーカリストがSPの高さより上の空中から歌っていますのでそれはそれで魅力的なのですが、個人的にチョッと違和感を覚えますのでSP-LE8Tを引っ張り出して聴いて見ました。
このLE8Tは16Ω仕様です。LE8Tも8Ω仕様やH仕様も聴きましたが16Ω仕様の「音数の豊かさ」に及びません。
久しぶりに聴いた印象ですが「さすが!!」の一言です。上の3枚の写真では4セットのSPが写っていますがどれが鳴っているか初めは判らないと思います。38cmクラスのSPの表現力と伍しても引けを取りません。
LE15AやD130と#375のシステムを3セットも持っていて「LE8Tはもう要らないんじゃないか?」と思われる方も多いと思いますが、「バランスの良さ」、「反応の良さ」、「まとまりの良さ」が絶品のユニットだと思います。
欧州系のシングルコーンユニットにも良いモノが多いのですが、このLE8Tはそれらより私には魅力的です。なぜなら「パワーハンドリング」(スケール感)が別格的に違うからです。繊細さや反応の速さと質感の良い低・中・高音が非常にうまくバランスしています。
ここで鳴らしているLE8Tのサウンドは聴いて頂ければ納得されると思います。何故なら38cmクラスのユニットが鳴っていると錯覚するくらいのパワーハンドリングが有ります。それでいて情報量も多く、「これさえあれば他は・・・」と思うくらいです。その為何度か手放してもまた買い込んでしまいます。
高域のレンジが今となっては狭いのは承知していますが、その対策にフィリップスのツウィーターを準備しています。これを使えばもうレンジの心配も有りません。
目下の処の悩みは片方のLE8Tのボイスコイルタッチが有る為、時々音が止まる事です。もう1度修理に出したいと考えていますが延び延びにしてしまっています。そろそろ修理をして安心して聴けるようにしないといけません。