Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

スチューダー D732 VS EMT#981 のサウンドの違い

2011年06月25日 | ピュアオーディオ

一昨日突如EMT#981が動かなくなったので急遽スチューダーD732と自宅に持ってきて使っています。

D7322

EMT#981の前は元々このD732を使っていましたので使い勝手やその音質は確認済みでした。どちらの機器も自宅で半年以上使っていますので、「活眼」させたサウンドで把握しています。

D7321

久しぶりにD732を使って見て、機器の作りの良さはやはりスチューダーの方が良いですね。当然SW類の感触も使いかってもD732の方が良いです。サウンドもグレード的には変わりが有りません。周波数レンジの広さ(帯域の広さ)はD732の方が広いです。高域の弦楽器のトレモノのさざめくめくような質感の再現も非常に似たような再現をします。透明感も若干こちらの方が高いように感じます。安心して使えるCDPだと思います。ノーマルのA730のサウンドは軽く追い越しています。

Brog_007

こちらがEMT#981を使っていた時の写真です。デザインがカラフルですね。操作性はスチューダーには負けますが、慣れればこれも味なのだと思ってしまいます。サウンドの方は再生帯域が狭い分だけ中域の厚みが有ります。耽美なサウンドを得るには良いCDPだと思います。独特の「シルキー感」が有りますので弦楽器を使った演奏には特に強いです。ピアノ・ヴァイオリン・チェロ・ヴォーカルの再生が良くないと個人的には使いません。その点この#981は難なくこなしてくれます。全体的な音の厚みはD732よりは上だと感じます。修理が終わってまた元に戻すときに聴き比べて見たいと考えています。このクラスになるとCDPとしても性能は十分な物になりますので、「聴き終わってからの満足感」の比較が最も重要だと思っています。


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