やっと3ウェイマルチアンプにしたのですが、まだ旧事務所の時のサウンドになりません。
SPを設置している壁面の幅が2.8m程しかないので、HL88と壁面との距離が25cm程しか取れません。従来のテストでは30cm以上欲しい処です。音の跳ね返りで濁りを感じます。
プリアンプも管球式にした為、クラシック系は艶やかで不満はないのですが、JAZZ系になるとダンピング性が物足りなくストレスを感じます。高域の音の繊細感も物足りません。
ソース系やパワーアンプ系は旧事務所の時と全く同じですので、こちらには不満は有りません。ただ床面の強度が相当落ちていますので、強烈な低域を支える強度が不足している様です。
この所連日の雨でプリアンプの移動が出来ないで停滞しています。レビンソンのプリを試して見ようかと考えています。
プリアンプも悩ましいですが、スピーカーユニットと同様に帯域分割に向いているもの、向かないものがありそうです。フルレンジですと味わいが豊かでも、分割してしまうと個性が薄れるようでつまらない平板な音になってしまうものもあります。
自分のところでは、とうとうCDプレーヤーの微細な音の不満が明らかになってしまい、A730と981が入院になってしまいました。CDプレーヤーを満足いくようにきっちりメンテすると、それなりの費用がかかりますので頭の痛いところです。
読み取りの不調はゆっくりと進み、音質の劣化を招くようです。LCネットワークでは故障のうちに入りませんが、悩ましい問題です。
オーディオの行き着く処は「スキル」に辿り着くと思います。どんなに高価な機器を持っていてもその性能を使いこなせなくては宝の持ち腐れです。
ステレオのいやらしい処は「何処か1個所でもグレードを落とすところが有れば、そこのグレードの音しか出ない点」に有ります。
また機器の性能を発揮させるには断続500Hr以上のエージングをしないと本領発揮してくれない点です。
あせらずのんびりとやるぐらいの気持ちでやった方が良い結果が付いて来ます。