Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

あれもこれも・・・・

2014年06月03日 | ピュアオーディオ

雑誌を読んでいると「あれもこれも・・・」欲しくなる。雑誌では「買いたくなる様に」書かれているんですね。オーディオの雑誌を長年読んで来て、沢山の機器の買い替えをして来ました。その金額を考えると・・・。もう雑誌には振り回されたくないですね。

大型SPを使ったメインシステムを持っていても、サブのシステムが要らないかと云うと、そうではなく、メーカーを変えて別のモノが欲しくなります。今考えると「物欲」のなせる技。判っていても一生治りそうにない「病気」みたいなものかも知れません。

一時期、メインシステムに出来る様な38cmクラスのウーハーを使ったSPを常時5~6セット使っていた時期が有ります。それでも足りなくて中型・小型SPシステム(システムと云うからにはCDP・プリ・パワーアンプも含めます)を3~4セットも使っていました。

今日はJBL,夜はタンノイ、明日はアルテック・・・と云う風に「雑誌の評論」に振り回されて、色々なSPやアンプを使って来ました。それはそれで結構楽しいモノが有ります。しかし、それは単なる「付け替え遊び」みたいなもので、本当に「音質」を考えていなかったと思います。それを一生やり続けても、自分の欲しい音質を獲得するのは難しいと思う。

やはり何事にも自然の法則や原理が有り、それらを自分のシステムに取り入れて「音質の追求」をしないと、欲しい音質は獲得できない。頭の中で色々考えるより、まずは「やって見る」事が大事。この一歩が次の一歩に繋がる。PDCA(プラン・ドゥ・チェック・アクション)のサイクルを回して行けば、おのずと先も見えて来る。

単なる機器の入れ替えや交換では「技術」(スキル)は育たない。スキルが有れば自分のアイデアを取り入れたオリジナルなシステムを作る事が出来るでしょう。オーディオは「使い手の力量」を試される趣味なのかもしれない。「音の違いを楽しむ」のがオーディオかもしれないが、「音楽を楽しむ」様になりたいものである。


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2 コメント

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しきさん、こんばんは。 (PaddleWheel)
2014-06-03 22:35:03
自分はオーディオ雑誌を買わなくなってから久しいです。最近のSPやアンプについては全く関心がありませんので、現状は「管球王国」を買う位です。この国では、オーディオ評論が確立しているとは言えず、単なる広告媒体の一部と同義語と思えます。オーディオのブームが去った原因の一つが雑誌を誰も信用しなくなっていることにあると思っています。

さて、「付け替え遊び」と言われてしまいそうですが、F-25にさよならし、DF-55が居着くことになりました。
先日の報告のあと、やはりAUTOのディレイが気になり、手動でアプローチをしてみました。集中して、じっと眼をこらして音を視なければなりませんので疲れました。結果は、ウーファー位置を起点にして、演算結果より2~3cm奥になり、357が58cm、075が69cmで落ち着きました。手前みそですが、AUTOより更にクリアになったように思えます。スロープは、48db/octで変更ありません。

まる一週間聴きこんできた主な結果ですが、
① ボリュームを上げても、音が混濁する傾向が皆無の為、どこまででも上げられそうな感じがあります。ボリュームに追随し音圧が上昇する際に、一切の音質の変化が感じられず直線的に上昇します。
② 空間表現が秀逸で、特に上方・下方へ音場の広がりが著しい。内田光子のモーツァルト・ピアノ協奏曲第21番では、教会を改装した録音ホールの天井の高さが鮮明に表現されます。「神への捧げもの」としてのクラシック音楽の一面が良く理解できる再生音場が得られるようです。トピックとしてJAZZの再生時のはなしになりますが、シンバルのオンマイクラインの録音フェーダーを上げて音像を手前に寄せていく作業が、シンバルレガートが後方から手前にスーット移動する様子として聴きとることができました。
③ 黒子に徹しており色付け等の主張が感じられない。まだ、プリアンプの交換は試みていませんが、トランスポートの違いによる、ピアノ音質の微妙な差やシンバルを叩いた時のスティックの質感の差などを良く聞き分けられDF-55の色が乗ることが少ないと思われます。

スロープを急峻にした場合に、サウンドが薄く細くなってしまうのではといった懸念は当てはまりませんでした。これは、仮説の域をでませんが、音源の一致による倍音成分の生成能力が向上している為かと思われます。従来、周波数特性を中心にピーク・ディップや位相の問題が論じられてきましたが、これでは50点なのかもしれません。前後の位相問題は、自分も音速をクロス周波数で割返したりして考慮してきましたが、あくまで周波数を合わせることから出るものではなく、到達時間の差異を埋めることは考えられていませんでした。確かに50~60cmというと、時間にすると1000分の1秒前後でしかありませんが、人の聴覚が聞き分けられることが分かったことは重要と思っています。

かつては暗騒音が多くSNの悪い場合、録音が良くないと判断していましたが、最近は重要な空間表現情報として意識的に採録されていると考え再生を考えるようになっています。思考してみますと、SPユニット間に再生時間差があった場合、正しく空間情報が再現されないことが分かります。この見地からも、SPの到達時間差の問題は見過ごすわけには行かない課題かと思われます。

まだまだ入口に差し掛かったばかりです。これから各種多くのソフトを聴きながら、SPからの「お告げ」を待ちたいと思います。
どんなふうにして欲しいと言い出すのか楽しみながら気長に付き合えそうです。
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PaddleWheelさん DF-55の調整レポートありがとう... (トレイル)
2014-06-04 10:16:54
DF-55は色付けが少ない様ですね。
多分私のF-25V SuperTrail仕様とサウンド的には差が無いのかもしれません。アッテネーター(ボリューム)を全てパスして使っています。SP系にもアッテネーターは一切入っていません。

使い出して2週間くらいではその性能の片鱗しか見えていないと思います。DF-55も多分鳴らし込んで行けばまだまだ良くなる余地を残していると思います。

私は優先順位に従い、低域用パワーアンプへの対策に手を付け始めています。これが終わればほぼ「手入れ」は完了になります。次は自宅システムへの対策に有ります。
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