普通「オーディオ」と言う趣味をやっている方は、SPシステムやアンプ、ソースユニット(CDP、ADP、チューナー他)の装置にお金をかけます。
グレードアップとはより上級の装置(価格もより高い物)にするのが常識と評論家やメーカーに踊らされていませんか?
販売店(ショップ)も売上を伸ばす為に高額商品を売りつけたがります。
でも私は違う見方(常識)をもっています。
装置は中級の上クラスで充分、20年前くらいの装置で充分完成の粋にあると考えています。
1千万円や2千万円の装置を持っていてもそれらを繋ぐ(接続する)ケーブルがバーゲンで¥300円程度で売られているものを平気で使っている方が多いのに驚かされます。
「ケーブルによる伝送ロス」は使用するケーブルのみならずアンプ内配線、SPボックス内配線、デバイダー内配線といたるところに有ります。
2千万円の装置でも¥300円のケーブルで接続されたシステムのサウンドは10万円のシスコンをうまく鳴らしたサウンドと何ら変わりません。
信号ケーブル(RCA・XLR・SPケーブル)と電源ケーブルが「音質」に与える影響は50%:50%有ります。
メーカー純正品の電源ケーブルはお粗末な物が多く、たいがい「ブーン」と言うノイズを出しています。(拾っています)
このノイズを聞き取れないような装置で「音質うんぬんを語る」方が多すぎます。
第一装置から「ノイズが出て当たり前」と思っている方がアンプ製作をした商品など最悪な物です。
100dbを越えるSPを使った装置で聴感上「ノイズ」を感じるような商品はオーディオ機器とは呼べません。
「音質改善」(グレードアップ)を考えるなら「ケーブルによる伝送ロス」を減らす事をまず考えるべきです。
「伝送ロスの少ないサウンド」とは
1)ピーク成分のない微粒子化したサウンドです。
2)音数が「生演奏」を彷彿とさせてくれます。
3)音量を絞っても音やせがなく、音量を上げてもうるささが有りません。
4)音が「面」で出てきますのでSPの存在が消えたかのような鳴り方をします。
結果として「なんでもない音」(自然な音)がそのサウンドだと考えています。
ソースに入っている音が少なければそのまま聞こえ、多ければ多いほどすさまじい音数が聞こえます。
もっとケーブルに対する認識が高まらないと「真のオーディオマニア」にはなれません。似非マニアや似非評論家が多すぎます。評論家の真似をマニアがしてどうなるのでしょう。自己中のマスターベイション以外の何者でも有りません。
グレードアップの一番の近道(正道)は良いケーブルを探し出す事です。
実際に体験しなければ人間は理解をしません。早く理解する事です。
そうすれば「回り道」が短くて済みます。
ケーブルの話ばかりしましたが、他にはSPやアンプ、CDP、ADP等のセッティングでも相当に音数が変化します。
メーカー推奨の設置方法を確認してから、更に上のサウンドがないか探すくらいの「問題意識」がなければ「伝送ロス」の少ないサウンドにはたどり着けません。