Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ケーブルの選定は「システムの土台」

2014年04月05日 | ピュアオーディオ

「伝送ロス対策」として私はケーブルの選定をして来た。ケーブルは電源ケーブル・ラインケーブル、SPケーブル共に「機器の性能」に直結する。

良いケーブルかどうかの判断はそう難しくない。良いケーブルにする事で、

1)音圧アップする・・・BELDEN #88760を使ったケーブルに比べ3db(2倍)以上の音圧アップになる。ボリューム位置が9時と7時の違いくらい有る。・・・その分ボリュームコントロールがシビアになるが・・・(功罪)

2)静寂感(SN比)が大きくなる・・・とにかく静かに感じる。

3)音数の大幅な増加・・・聴こえる音と聴こえない音が増えたのを実感出来る。音のバランスがフラット化する。

4)周波数レンジの拡大・・・ケーブル材にはそれぞれ周波数特性が有る。周波数レンジが広くなれば、再生できる音の幅が広くなる。特に低域側が増えれば実在感が増す。(リアル)

5)音数(分解能・解像度)とエネルギー感は本来は一体であるはずだが、ケーブルの太さや材質でエネルギー感は決まる。音数だけなら細い線材でも出す事は出来るがエネルギー感は「断面積」に比例する傾向が有る。

6)電源の質は全てのサウンドに効いて来る・・・壁コンから直接取れば一番ロスが少ない様に理屈的には考えられるが、実際は「電位差」が重要であり、良質のタップやアイソレーション電源を使った方が高音質になる。

等々で、ケーブルが「音質」に寄与する事を掴んで来た。このケーブルの選定が私にとっての「基礎的項目」であり、これが決まって始めて「機器の選定」に入れる。「機器」(CDP・アンプ・SP等)の性能差は歴然と有る。

システムの性能は「機器だけ」で論じるものではない。ケーブルと合わせてSPから出る音(出来映え評価)になる。SPだけが良くても完成度は上がらない。

現在ケーブル類の選定が完了し、機器の鳴らし込みも一通り完了した所なので、これからは「機器のグレードアップ」に重点を移して行く事になるだろう。「ネック」となっている部分に対して対策を実施する予定である。ただやみくもに「高額機器」だからと云ってやっても効果は少ない。自分の目指してる音が出せる機器を選ぶ事が大切。


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