Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

部屋の容積と強度の問題(音質アップの基礎技術追求)

2016年05月07日 | ピュアオーディオ
オーディオ全般に関して昨日までは「ケーブルの重要性」について書いて来ました。従来の考えに縛られない柔らか頭でモノを考えれば新しい世界が見えて来るでしょう。今日は「部屋の容積と強度」の問題について述べて見たいと思います。

「部屋」と「強度」は賃貸者ではどうにも出来ない内容です。自宅でも「これから専用ルームを作る」と云う方を除けば、「今までの居住空間を如何にうまく使うか?」だと思います。斯くいう私も、7.5畳の部屋に無理やり「オリンパスシステム」を押し込んでいます。本来は16~20畳くらいの容積と、直打ちの床面が欲しい処では有りますが・・・。こればかりは直ぐには何ともなりません。

一般に「部屋の大きさ」に合わせて「SPシステム」を購入されると思う。6畳の部屋にバイタボックスのバスビンやALTECのA5等は置かないでしょう。見上げる様にして音楽を聴くなんてことは目的からして土台無理な話です。

8畳間位までだと「20㎝ウーハーシステム」ぐらいが丁度良いサイズだと思います。「20㎝」のウーハーは最低再生帯域が50Hz位有ります。16㎝や12㎝、10㎝、8㎝のSPユニットも使った事が有りますが、どうしてもメインで使うには「低域」が足りません。自分的にもう「20㎝」以下のシステムは買わないつもりです。それで現在のD208システムが有ります。このシステムはLE8Tと違って低音が出難いユニットですが、SPケーブル等を工夫すれば「鮮度感」十分なサウンドに出来ます。もちろん低域不足も解消する事も出来ると思っています。

部屋の使い方については「横長配置」と「縦長配置」が有ります。一般的な使い方としては「縦長配置」が多いと思います。個人的には「横長配置」の方が音の拡散の面で有利かなと思いますが、ニアフィールドで聴く事になりますので、出て来る音の質感を繊細にしないと耳にキンキン来ます。どちらの配置が正しいと云う事は有りません。自分のスキルとシステムの性能で選択すればよいと思います。

人生は昔60年でしたが現在では80年でも余るくらい有る様です。その分音楽を楽しめる期間が長くなっています。システムも「成長」出来る様な志向が有った方が良いと思います。単なる買い替えは何のスキルも生みません。スキルの積み重ねが時間を経るにつれ「サウンド」を磨いてくれます。


最新の画像もっと見る