Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オリンパスシステムやSP-707Jシステムの導入当初

2018年08月15日 | ピュアオーディオ


もう15年程前になるが、自宅でJBL#4343を使っていた頃、若い頃憧れていた「菱目格子」のSP「JBL:オリンパス」とサンスイの「SP-707J」を思い切って購入した。

導入当初、オリンパスシステムの#375+HL88(蜂の巣ホーン)の「咆哮」に手を焼いていた。それに比べサンスイのSP-707JはJBL#075(16Ω)の追加でかなり楽に鳴っていたが、質感が気に入らなくて困っていた。

#375+HL88の組合せは「オーディオ評論家諸氏」もお使いだったので、雑誌にその写真が良く掲載されていた。各云う私もその写真を見て、「良い音で鳴るんだろうな・・・」等と妄想を描いて入手した。それからが大変だった。

このSPはオーナーにスキルを要求するし、アンプ類もかなりシビアな選択をしてやらないと鳴ってくれない。ネットワーク方式のまま鳴らすのか?それともマルチアンプ方式で鳴らすのか?の選択も視野に入って来る。

上の写真の左側にマッキンMX-110や特製EL34ppモノラルアンプも映っているが、アンプも色々試して見た。管球アンプでは「パンチ力」(音の立ち上がり)に欠けるので、低域をドライブしきれていない事が分かる。それでも中高域は良い質感で鳴ってくれる。



その後、オリンパスシステムはマルチアンプ方式に移行し、初期の頃のアンプ配置である。低域にアキュフェーズのM-100モノラルアンプ(たしか300W)、中・高域は初めはアキュフェーズのA-20V×2台で鳴らしていたが、音の厚みが足りなくて、手製の管球シングルアンプで鳴らして初めて音の厚みが揃った。M-100にはデジタルのパワー表示が有り、常用域では0.5W~0.7Wぐらいしか使っていない事が分かった。ハイパワー(爆音レベル)にしても精々25Wぐらい・・・。300Wも使い切れない。現在のシステムの原型がここに有る。

その後も「鳴らし込み」をしながら①ユニットの選択(LE15Aのシリアル番号で和解番号にさかのぼる事4回)、②ケーブル類の選択及び自作化を試行して漸く現在に至る。

低域用のパワーアンプも①ハーマンカードン:サイテーションXX → ②VT62ppモノラルアンプ → ③アキュフェーズ:M-100 → ④CLASSE CA-2200 → ⑤Mark Levinson NO.431L と変遷を重ねて来た。現在はNo.431LにFXヒューズ×3本を導入し、音の厚みを分厚くして使っている。

当時はマッキンのMC2500や2600も所有していた事も有り試しで使ったことも有るが、「置き場所」の関係で断念した。また60Kg/台も有ると一人では動かす事も出来ない。デカければ良い処も有るが、デメリットも有るのです。


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2 コメント

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レイアウト (S570B)
2018-08-15 12:03:28
大変、綺麗な機器レイアウトですね。 いい音が出てくるのがわかります。ごちゃごちゃしたレイアウトでは、やはりごちゃごちゃした音しかでませんね。
綺麗なレイアウトが羨ましいです。
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レイアウト (しき(トレイル))
2018-08-15 12:29:24
S570Bさん コメントありがとうございます。

部屋や機器がゴチャゴチャしていては「音楽」を聴く気分になれませんね。

ステレオは「振動」=「音」ですから、機器同士の相互干渉や、ケーブル類も最短距離配線で硬く接続されていなければ、「振動」でバラバラな集中力の無いサウンドとなってしまいます。この辺もノウハウの一つです。
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