サブシステムで使っているTA-2000Fは1972年製。50年前のプリアンプで、オーディオ黎明期のアンプです。このアンプの不具合は「ボリュームのガリ」です。9時~10時方向の処に大きなガリ音が発生する。一度ゴッドハンドにお願いして「ガリ取り」をしてもらったが、今なお大きなガリ音が発生する。基本的に「同じ位置」で長時間使われていたからで、抵抗体の表面に厚い酸化膜が載っている可能性が高い。「音量調整」は繁茂に使う部分ですので、非常に気になり、逆に使わなくなってしまう。この機種に使われているボリュームは「12時方向」から立ち上がるJカーブで、Tr型用にしては珍しいボリュームです。
「ガリ」を取り除くには、
①ボリュームを交換する・・・純正品の部品はない。代替品を使うしかない。
手持ちのボリュームは「管球式」用がメインで、Tr型アンプ用はまた買わないといけない。
②ボリュームのオーバーホールをする・・・出来るのか分からない。
何とも致し方ない問題です。修理費用が一番無駄な「ロス」です。