旧事務所の時に比べて、機器は変わっていませんが、鳴らし込みの時間が違っているのがプリとチャンデバ。しかしどちらもほぼ活性化は完了していると思っている。CDPやDAC、プリ、チャンデバにFXヒューズを投入し、チャンデバのクロスボードの半田入れ替えで大幅な音質アップをしている・・・はずであるが、現実はそう甘くない。
確かに音数は増えている。しかし、床面の強度不足とSP間隔の狭さ、残響の少なさでちょっと思う様なサウンドになっていない。
今日は久しぶりに本気で音楽を聴きたくなって、システムに面と向かって「聴き」に入った。選んだCDはキース・ジャレット/スティルライブ「枯葉」、とケニー・ウィントンの「ブルー・ケニー」。旧事務所時代に良く聴いた曲です。
沢山音数は出ているけど、「低域」の立ち上がりが鈍いのと、SP間隔の狭さ、残響のなさ・・・等が原因と思うけど、「集中力」(まとまり)が不足している。特に「500Hz以下の低域」が全体の70%近く出ているので、この部分の改善が急務である。この件は以前から気付いていたので既に「対策パーツ」は手に入れている。低域用パワーアンプのFXヒューズ化で対策出来ると思って入手している。レビンソンNo431を使っているが、このアンプ特殊な工具でないと蓋が開けられないのです。そろそろ本気になって蓋を開けるようにしないと・・・と思いました。
カルミニョーラのバイオリンは私も4枚ほど持っています。今までのバロックの演奏スタイルと違い斬新ですね。私も最近良く聴いています。録音も良いですから聴き答えが有ります。
当方は211シングルMONOでドライブしていますが20Wほどとは思えないほどの厚みとダイナミックな音を聴かせてくれています。最近、電源をタップから取っていましたが、壁コン(明工社ホスピタルUL規格使用)からダイレクトに取るように変えて更に音数が増加し、「音のひげ」の密度が上がったように感じられます。セオリーには反しますが、何事もやってみないと分からないものです。
しきさんのところは、レビンソンの半導体アンプですから、想像するにNFBのかかった美しい音であろうと思われます。
自分の経験からは、中域と高域も球ですから、どうなのかなと思わないではありません。
当方の聴くソースの半分は50年代から60年代初頭のジャズですので、100Hz以下はだら下がりで充分ですし、NonNFBのザらっとした質感を取りたいところです。
おかげさまで、マルチをはじめて1年が経過しました。自分としては、予想外の良い結果を得ることができ、満足しております。
最近、高域アンプをVT-52に変更し、ようやく075+ELAC全方向リボンのサウンドをコントロールできるようになりました。
300Bも良いですが、バルブノイズが少し邪魔で「静寂」を聴くには程遠い印象でした。
話は飛びますが、少し前からイタリア人のカリミニョーラというバイオリニストにはまっています。SPが踊りだしそうな分厚い弦アンサンブルに、まるで打楽器のようなタッチで切れ込んでいくバイオリンが大変スリリングです。余計な感傷などみじんんも引きずらずまさにJAZZそのものだなあと聴き惚れています。
本来のクラッシック観賞からは邪道の評価でしょうが気に入っています。