Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ヴォーカルの「シ」の発音の再生について

2010年09月29日 | ピュアオーディオ

ヴォーカルを聴くとき、「サ行」の発音、特に「シ」の発音がキツク再生される傾向が一般的に多い。時には余りにも気になって音楽を楽しめない時もある。

この原因を探って行くと「録音機材の未完成部分」による「ソースの不具合」と「再生装置の未完成部分」が有ると思います。

この「シ」の音の対策については過去にも色々と調査をしています。ソフトの不具合なのかハードの不具合なのかまだしっかりとは判然としませんが、一つの解決策は見つけています。しかし、「ヴォーカル」は良いが「シンバル」が両立出来ずにいます。まだ完全では有りません。

オリンパスのマルチアンプシステムで、中域のアンプをプッシュプルにしますと、ヴォーカルの「シ」の音が強調されます。その代わりシンバルの音の立ち上がり感やキレは抜群で、生々しさが出て来ます。この中域のアンプをシングルアンプに替えますと、ヴォーカルの「シ」の音がすごく自然に聴こえます。その代わりシンバルの音が「力なく、ふわりと立ち上がり」、シンバルの音のキレがない為面白くありません。

この事から推測すると信号波形のピークが関係していると思います。ヴォーカルとシンバルの音とは正反対の傾向に有りますので、この中間の音を確保できれば「どちらも良くなるか?、どちらも悪くなるか?」になると思います。

現在この中域のアンプをプッシュプルにした時の音と、シングルアンプにした時の音のどちらが「生音」に近いのか(正当性)を考えています。正当性の強いサウンドの方を目指す事になると思います。


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