仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

石川五右衛門

2013年03月28日 | 日記
昨日書いた、石川五右衛門は、江戸時代の人ではなりませんでした。安土桃山時代、時の為政者である豊臣秀吉の手勢に捕えられ、京都三条河原で処刑されたということです。

墓は京都の浄土宗系の大雲院にあるそうですが、ふとこの人は浄土真宗の説教を聞いていたのではないかとも思いました。それは「石川や 浜の真砂は 尽くるとも 世に盗人の 種は尽くまじ」の時世の句からの連想です。

ネットで見るとこの辞世の句は古今和歌集にある「わが恋はよむとも尽きじ、荒磯海(ありそうみ)の浜の真砂(まさご)はよみ尽くすとも」の本歌取かともありますが、「世の盗人の種尽きじ」の部分が、煩悩は尽きないという浄土真宗の人間理解に沿っているからです。
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