仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

見たいものが見えてしまった

2013年03月29日 | 日記
「見たいものが見えてしまった」、産経新聞(25.2.29)単独インタビューの言葉です。コンクリ柱を断層と・・・「石と思い込んだ」東大地震研教授が謝罪の一件です。

<東京都立川市と武蔵村山市にまたがる立川断層で行われた、大がかりな掘削調査の現場=2月6日>    東京大地震研究所の佐藤比呂志教授(構造地質学)は28日、東京都立川市などで行った活断層「立川断層」の掘削調査で、地下に埋め込まれたコンクリート製とみられる柱状の人工構造物を、断層活動で動いた石と思い込み「活断層を確認した」と誤って発表していたことを明らかにした。(以上転載)

当事者には大変失礼ながら、愉快な失敗だと思います。記事を読みながら、一週間前にラジオ放送で聴いた、ハトのことを思い出しました。早朝のラジオ番組“季節のいのち”で、いつもの研究員の方が紹介されていたことです。

ある日、ハトが窓際に来て、首を振ったら餌をもらえた。ハトは首を振ると餌がもらえると思い、いつも窓際に来て、首を振っていた。鳥関連の話のなかでのお話でした。

ハトが勘違いしたのです。「欲しいものが手に入ってしまった」ということです。、これは聞いた話ですが、ある時、キツツキが木にとまり、いつものように幹を一突きしたとき、偶然、雷が落ちてその木が真っ二つになった。キツツキは驚き、「俺はなんとすごいパワーを持っていんだ」と思った。人間なら、いつものことでしょう。ゲンかつぎの類は、これです。

それがこのたびは、地層研究の科学者が「見たいものが見えてしまった」というのですから、愉快な話です。
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