二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

動機

2009-08-15 08:42:07 | 徒然に想う
ようやく朝陽が昇り始める時間、待ちきれなくなって出かける。歩いて15分、遊水地に着いたら、真横から久々の朝陽。

右に行ったり、左に行ったり。座りこんでは、カシャ、カシャ。カシャ、カシャ。アレチウリの蔓がクルクルみごと、カシャ、カシャ。いつの間にか神社下の公園。カシャ、カシャ。


ノコギリクワガタ。いるね、虫取り網と虫かご、お父さんと一緒だ。

「これあげるよ。」

「ありがとう。パパ、これもらった!」

息子の顔に、お父さんも笑顔。どうもとも、おはようございますともつかぬ会釈。

そんな小さな笑顔でいい、クワガタが取り持ってくれた無垢な時間のお返しは。それに勝るものはない。


これだぁ。『光』、それを待っている。桑の若葉を透過する。草たちについている真球のような水滴を輝かせる。笑顔。冬なら体を温もらせてくれる。その光をいち早く見たくて歩き回る。




今日の一枚:陽が昇っていくと、トンボがチョコンチョコンと。でも、ここは池じゃない。温熱消毒をするために透明なマルチが張られているところ。