どうしても、水量が安定しない。ホースをチェックすればところどころ、つぶれてる。これでは、水量が細り、せっかくの水源からの勢いが生きない。なんとか広げては針金でつぶれないように補強。あ”! それでも別なところがつぶれ出し、らちが明かない。
「大丈夫か」とK兄が顔を見せる。これこれしかじか。「ホースか出ていく力と入っていく力が、出ていく力のほうが数段強い。やわらかなストローで思いっきり、コップの水を吸うだろ。そうすると、つぶれやしないか。黒パイにしたら、間違いなく問題ないだろ。まぁ、もう昼になる」。
灌水チューブを設置した棚田の一枚上、そこをブロッコリーの圃場にしようと計画。約35mX1mの畝を三本取る。このところの乾燥で、まるで粉のような土の状態。すぐ下の段での結果に気をよくして、よっしゃと配水槽からもう一本、その一枚用に黒パイを付けた。ドボドボと水が出る。下の灌水チューブ? リズムは遅くなったようだが、それでもしっかり吹き出す。新たに追加しても問題なし!
もう、水も滴るいいオトコだ。黒パイから吹き出してくる水に抵抗して、そりゃそれですごい抵抗力、ホースを継ぎにいった。黒パイとホースのつなぎ目から余計吹き出して、ほんと今日も暑くてよかった。灌水チューブから3、40センチば水が飛び出す。しかも、まるで大地が呼吸するかのリズムで、高くなったり、小さくなったり。同じ繰り返しは一切ない。夕方山に来られた地主さん、「この水、いいもんだ」。山の端にかかりだした太陽、余計輝かしてくれていた。K兄の助言、痛みいる。勉強をすることの意義、取り違っていたんじゃないか…。まだまだ頭を使っておらぬ。表面のことも分かっていない。
今日の一枚:15時ころ、吹き出す水。ゴーストが入ってしまった。地主さんが帰られた後、灌水チューブは上の一枚、ブロッコリーの圃場に移設。この一枚はハスクチを付けたホースで灌水する。