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超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

marble 空中迷路vol.18「ゆるmarble忘年会」~今年はお試し2Days~@新宿SACT! 13.12.26

2013-12-27 12:44:41 | ライブレポ



















年末恒例のmarbleの新宿ライブに行って来た。初日のレポートです。























ある意味このイベントが最も「年末」を感じさせるイベントかもしれない(笑
毎年冬コミで一年が終わりますがコミケ自体は年に二回あるので年末だけ、って訳でもないから
このライブに足を運ぶと「今年も色々あってここまで来たんだなあ・・・」としみじみと思えます

それは限りなくアットホームで距離感の近い「温かさ」にもあるのかもしれません
ここまでファンと演者の距離感が近いライブも中々ないよなあ、って思いつつ
この場所はきっとファンにとって特別な空間
普段のライブとはまた一味違った趣の良さやカタルシスがあって今年も今年で非常に絶品でした
定員が少ない為即日完売がデフォルトのイベントですが、狭い空間で一緒に共有する事による一体感
このライブに行くとそういう良さをまざまざと味わう事が出来ます だからmarbleのライブが好きです。
あそこまで上手くオシャレでもある歌が近距離で聴けてギターの音色も間近でしみじみ聴き入れる、
その贅沢な感じもまたこのライブの満足度に貢献してるんじゃないかと
素晴らしい初日だったと思います。















もう既に道は覚えた新宿SACT!
個人的にも今かなり好きなハコになってます
ここに来るとなんか不思議と「帰って来た」感覚になるんですよね
内装も素敵ですし何より超小ハコでありながら音がかなり良いです。
ずっとこの場所でやりつづけるのも分かるなあ・・・なんて個人的に思います。

一曲目は「芽生えドライブ」、
伸び伸びとした歌声に情感溢れるギター
サビ前のピンと弾くカッティングも独特でこの日もまた良い仕上がりでした
続く「流星レコード」は初めの方はじんわり来る素朴なギターサウンドだったのに
終わり際に掛けてどんどん音が大きくなっていくアレンジが情熱的ですこぶる良かったです
3回目のサビの「どうしてそんなに急いで足音」の部分は不意に涙腺くすぐられる位の破壊力は健在
この曲の歌詞もじっくりと聴くと詞の端々から憧憬のようなものが感じられてグッと来ますね。
改めてすごく良い曲だ。

ドラマチックな旋律と心に沁みる歌声が聴き手を揺さぶる「つつまれて」
間奏のギター一本で弾いてるとはあまり思えない豊かで鮮やかな音色が心地良い「a faint sound~」
丁寧に情景を綴る歌詞と歌声も相俟ってかなりの名曲としてこの日も響いていました。
売れ線ではないだろうけど、地に足の付いた良さがある。だからファンです。


miccoさん「このCDが売れない時代に4枚目のアルバムも出せて・・・」
菊池さん「CDが売れない時代に売れないアルバム出したって?」
miccoさん「そんな事は言ってない(笑)。」
この流れがツボでした(笑
菊池さんやっぱ二人きりのライブだと時折ボケ役に回るなあ。それが面白いんですけど。
でもmarbleには根強いファンが沢山いますしファンからの信頼も厚いと思いますから。
ここまで真面目にポップ・ミュージックと向き合ってるユニットは貴重です。

そんな流れを経て「未来スコープ」、力強くかつオシャレなメロディの調和が素敵で
「まっすぐな道を歩いてく~」からの一連のフレーズにはかなり勇気付けられるパワーがありました
特に「まっすぐな道を歩いてく」の歌声はストレートに伸び切っていて個人的には最高でした。
「誰か」になるんじゃなくあくまで「自分で」という主張に関しては
marbleが抱いている個性の一つかなあ、なんて思いつつ。

miccoさん「達也、さっきまで寝てたんだよ」
菊池さん「寝る子は育つ、っていうからね」
miccoさん「ん?(笑)」
っていうMCも面白かった(笑 直後にちょっと久々の「初恋limited」!
この曲もしかしたらこの日一番盛り上がってたかもしれない。コーラスワークと広がりを見せる歌声
ところどころから漂うロック的なエッセンスも加味して鉄板的なアガりっぷりを証明してました
間奏の「ギター達也!」からのアグレッシヴな掻き鳴らしも非常に格好良かった
以前晴れ豆で聴いた時も思いましたがこの曲二人でやるのにも向いてますわ。


ここからはトークコーナーと題して事前のアンケートから
「2013年走ったこと」とmarbleへのメッセージを読み上げたりプレゼントの抽選会を行ったり
あとはこの一年を振り返ったりとここもまた盛り沢山で面白かったですね
結構大阪や神戸、札幌に遠征してる人もいるようで
去年と違って今年は一回も「遠征」は出来なかったなあ・・・なんて思ったり
札幌では親戚の方々もいらしたようで緊張が半端なかったそうです
菊池さんも「miccoの母親とか来てたから俺まで緊張したよ」と語ってましたね
イベントで武道館のステージに立って泣いた思い出、様々なライブを振り返ったり
まったり、と言いつつ結構ステージ数は多かったんだなー、なんて
それとプラネタリウムライブは寝てた人がいたので今度は電気イスにするそうです(笑)。

「走ったこと」のアンケートで「艦コレにハマって~」みたいな回答があって
それに対してmiccoさん「冠婚葬祭的な?」って斜め上のリアクションをされていました
他は「終電に向かって走りました」とか「広島から札幌までmarbleのライブに走りました」とか
「マブ達会を結成してライブの後飲みました」とかそういうのだったかな
自分の回答が何気に読まれたんですけど
恥ずかしいのでここでは書きません(笑 でもちょっと嬉しかった。

菊池さんに対して「ブログ更新して下さい」ってメッセージがあって
菊池さん「じゃあmiccoの更新にレスでもつけようかな」みたいなお返事
それはちょっと違うでしょう、と思いつつ、それはそれで観たい気もします(笑
miccoさんが「今年は大きな風邪とか病気とかまったくなかった」と話したら菊池さん
「なんとかは風邪を・・・」とかやっぱり普段のバンドライブよりもお茶目だった印象です
そういう部分が見れるのもいつもとは違って楽しいなあ。

プレゼントコーナーは残念ながら当たりませんでした、が2年前に一度当たってるので
あんまり贅沢は言わない、という事で。前のライブの物販の残りが中心ですね。
レコーディングで使った小品をあげたりと太っ腹でした。


トークコーナーが終わって再びライブパートへ
ここで奏でられたのは・・・なんと「clover」!
個人的にこの曲をライブで聴いた記憶があんまりない(「手のひら」時のduo以来か?)ので
めっちゃ感動してその歌声とコーラスに涙腺までくすぐられちゃいました
そもそも原曲がかなりの名曲だと思ってる上に
アルバムバージョンではなく初めてシングルバージョンのテンポで聴くことが出来て
本当に感無量、昔から大好きな曲だったので未曾有のカタルシスが個人的に溢れていました
「ここで揺らいでいる」の歌声に関しては原曲の凛々しさがそのままライブでも出てて凄かったです。

青春を感じさせる「さくらさくら咲く~あの日君を待つ 空と同じで~」は
二人バージョンの方が感傷が漂っていて何気に好きかもしれません
そしてこの曲もまたコーラスワークが抜けが良くて気持ち良かった「monopolize」、
「初恋limited」に継ぐ盛り上がりを見せて本編はクライマックスへ キュートな魅力が出ていました。
後この曲は少し懐かしいテイストも垣間見れるのが尚良かったかと思います。

最後は「君とうたう。」
マイクを持って客席でみんなと一緒に歌い続けるmiccoさん
こーゆーの観てると本当にアットホームというか、他のユニットでは有り得ない
観客ありき、って感じのパフォーマンスはやはりオルタナティブで素晴らしいと思う
何より純粋にみんなで音楽を楽しんでる空気感が素朴で絶品なんですよね
ここには純粋な音楽の楽しさが詰まってる。
そう大声で言いたくなるくらい独自のハピネスが漂っていたラスト、菊池さんの笑顔も眩しかった。
最近ライブ会場限定でリリースされた新曲ですけど早くも定番の匂いを感じさせてくれました。
最後まで、本当に楽しかった!感謝です。


アンコールでは坂本真綾の「Kingfisher Girl」をカバー
インディーズアルバムのようなクールな歌声を久々に味わえて良かったです
miccoさん「この曲は絶対に間違えられないからね」
菊池さん「なんでそんなプレッシャー掛けるの?(笑)」と今度はmiccoさんがSに(笑)。

新曲の「ねがいごと」も初披露
これがまた相応の名曲で地に足が付いた歌詞も印象的で初聴きでグッと心を掴まれてしまいました
この曲も早く音源でリリースして欲しい!と思いつつ来年の活動にも思いを馳せられる終わりだったかと。
本当にいいメロディを書くことに関しては妥協がなくて素敵ですね。

帰り際にこのライブだけなのかな?2014年のカレンダーを購入して新宿を後にしました
たっぷりと心地良い雰囲気と純度の高い音楽を楽しみ切れた2時間半でしたね。ありがとうございました!















セットリスト
1.芽生えドライブ
2.流星レコード
3.つつまれて
4.a faint sound~随分と時間が経ってしまったようで~
5.未来スコープ
6.初恋limited
7.clover
8.さくらさくら咲く~あの日君を待つ 空と同じで~
9.monopolize
10.君とうたう。

アンコール
11.Kingfisher Girl
12.ねがいごと(新曲)







この日は「未来スコープ」がやっぱり名曲だなあ、って思ったのと
久々の「clover」、そして新曲の完成度の高さが素晴らしかった印象でした。
そして「君とうたう。」のハピネスは早くもファンの間に根付いてるんだなあ、と感じられたのも良かった。
歌の上手さと無添加さ、そしてギターの純朴な音色はやはり独特のカタルシスと個性がある。
二人きりのmarbleの底力を垣間見れた気もした公演でした。このシリーズは格別ですね。



3LDKの花子さん 第30話 感想ほか(週刊少年チャンピオン 2014年4+5号)

2013-12-26 12:50:47 | 漫画(雑誌感想)




















今年最後のチャンピオン。花子さんの色紙めっちゃ良いなあ・・・。





















花子さんと信くんの組み合わせだと、
いつの間にか花子さんの方が常識人で信がトラブルメイカーみたいな感じになってますが
なめ子さんと信くんだとこっちは信くんのが常識人みたいになるんですね(笑
それがまず面白かったのと
久々に信のツッコミを見れたのが個人的に楽しかったですね
なめ子さんは掃除が関わると暴走キャラかつ天然キャラになってしまうという。

そんななめ子さんは正直初期よりも胸が盛られてるような気がして
暴走とは別の部分でも少しドキドキするようなお話でしたね(笑 暴走はしてるけど
普段が普段なだけにちょっと凛々しくたくましく感じますし戻った時のギャップもいいな、と
通常デフォルメ+ギャグ顔状態で出てくるキャラなだけにたまにセクシーさが強調されると
なんだか個人的にグッと来てしまいますね(笑)。
そんななめ子さんの面白さ、オリジナリティが久々に炸裂していた回でした
前回もめっちゃ面白かったけど今回もすこぶる面白い。掲載順は相変わらず悪いですけど
クオリティ自体は本当に高いと思ってます。
だからこそ今週もアンケートで支援しようかなと。
とにかくアンケや手紙を出して熱心な読者がいます、って事をアピールしないとね。
まだまだ花子さんの笑顔やユニークなキャラたちの絡みを見ていたい。そんな風に思います。


それと、こっくりさんも相変わらず可愛かったですね(笑
花子さんの前でええかっこしいだったり、純粋にゲーム(?)を楽しむ無邪気さ、味のあるドヤ顔
なめ子さんと共に「汚された」というなんだか別の意味に捉えちゃいそうな演出など(笑
いやまあ、汚したいのはこっち(読者)の方なんですけどね!
・・・失礼しました。
そういう「お遊び」的なネタも今週は冴えてて、それもあって満足度高かったですね
こっくりさんは一見頼れるお姉さんで不敵に見えますけど実際は結構へなちょこですよね
でもその水面下に隠れてるへなちょこさがまた彼女の魅力の一部かな、と
ほのぼの漫画なのに時折性的表現が出てくる塩梅はいかにも哲弘さんらしく、男子的に嬉しいです!
その後のなめ子さんのは成年漫画を意識してるのか?ってくらい官能的でした(笑
ここまで画力が上がったのだからそっち方面もいけそうといえばいけそうですが。
何にせよ今週はそういう表現が余計にキャッチーさを煽っていたのも私的には良かった。

そして、個人的に今年出会ったキャラの中でも群を抜いて大好きな花子さん
少年誌の主人公らしく「とどめをさせない」健気な気持ちと可愛さが際立っていました
不必要、忌み嫌われている者に対しても慈しみの感情は一切捨てずに彼女なりの愛情を注いでしまう
そういう彼女の健気な部分はみぞれさんの時から、いや最初から変わらず貫かれていますね
だからこそ「単なるギャグ漫画」で終わらない良さがあると思っています
彼女の優しさは色々な人を救っている。
ちょっぴり切ない気持ちになりつつも、そんな彼女の優しさを汲み取ってくれたヨゴレさん
成仏・・・とは違うのかもしれませんが、それでも消されるだけじゃなく優しさを与えてもらった
それだけでもヨゴレさんは決して無価値な存在じゃなかったんだろうな、って思います。
彼の心意気にも気持ち的に泣かされました。あんまり目立ってないけど、ホントにいい漫画だ。
だからこそ個人的に推したいです。

だけど、オチの信は確実に間違っている(笑)。今週の構成は本当に上手いなあ。
最後の最後で信がまたトラブルメイカー側に回ってしまった。来年も花子さん、助けてあげて欲しいです。


花子さんは本当にそばにいたら嬉しいし、楽しいだろうなあって思えるキャラですね。
今週も頑張る姿もヨゴレさんを消せなくて涙する姿も両方可愛くて眼福でした。
この子の良さがもっと伝わるように来年も感想書いていけたらと思う。
クスクス笑えてしんみりも出来るかなりの良回でした。




◆ムーメン

やっぱみらんちゃんいいですね~
今週はギャグもそこそこ面白くて調子出てきた感。
しかしルノアール兄弟、最新号のジャンプにも漫画載せてるけど・・・
個人的にはマガジンとサンデーにも載れば更に面白いのにって思う(笑)。



◆ウチコミ!!

この祭田って人、もう完全にキャラ変わってるよね。
初期の助平でチャチャラしてた彼はいったいどこに行ってしまったのか。
まあ、これはこれで悪くないですけど。取り合えず女子二人は可愛いのでレギュラーになりなさい。



◆侵略!イカ娘

うん、まあ、いいことなんだけど
正論なんだけど、
でも腑に落ちないっちゃあ腑に落ちないでしょうね(笑
ただまあ・・・一番良いのは何も起きずに「平和」である事ですからね
争う必要のないこと、といえば確かにそうなのかもしれません。













それにしても表紙+オールカラー特別編10ページ+巻頭カラー+本編
そして次号もカラーってはっきりいって尋常じゃないペースですね(笑)。
まあでも漫画雑誌の表紙が漫画なのは良い事ですね。やっぱり。

で、今週も合併号で次号は1月9日・・・。花子さんは本当に癒されるのでこれまた長いな~。
雑誌自体も半数以上が普通に読めるんでね。年明けも花子さんを応援するぞっ。



咲 -Saki- 12巻/小林立

2013-12-25 14:55:35 | 漫画(新作)





















小林立「咲-Saki-」12巻読了。





















この12巻から全国大会の準決勝に入る訳ですが・・・
これがまた異様に面白かったですね
早くもピリピリと張り詰めた裏の読み合いが炸裂しまくっていて緊張感が半端ない
そういう意味合いでは通常通り順当に楽しめた印象なんですが、複線も多々敷かれてるので
相変わらず「これから」の模様にも期待したくなる構成がとても秀逸だなあ、と
部長の思惑の行く末、エースが先鋒という臨海女子の選択が後々どう作用していくか
有珠山高校が後半に実力派を出してくるという情報、そして絆の要素を感じさせる姫松女子の奮闘
どの高校も「このまま」の調子では行かなさそうな予感があって
それもあって続巻に期待したくなる仕上がりになっているかな、って
11巻は決勝に対する期待を煽ってくれましたがこの巻では目の前の準決勝に全力投球しています
その上でどの高校にも均等にドラマや複線を盛り込んでるのでかなり熱中出来る巻ではないでしょうか
相変わらず少年誌的なハッタリ描写があったり「燃え」演出にワクワクしたりと
面白さの維持・健在に関してはバッチリの巻でした
その上更にヒートアップしそうな予感もあって益々今後の展開が楽しみになりましたね。

これは12巻を読んで改めて思った事なんですが
この漫画は割と主役チームを贔屓してない、というか
過度に持ち上げずに、彼女らだけを目立たせずに他の高校も同じように「主役」のように描いてくれる
そういう真っ当さがあるなあ・・・って個人的には感じられました
なんでしょうね、
誰もが誰も真剣に頑張っていて
当て馬的な高校がない、出来る限りどの高校にも愛情を注がれている気がして
その「公平」な感覚があるからこそ素直に試合の行方に熱中出来るのかもしれません
勿論最後には主人公チームが巻き返すのが定石ですけど、安易にそう感じさせない絶望感もあって
その意味でも中々に白熱して感情移入が出来る部活ものに仕上がっているなあ、と
恐らく、メインの視点ではあるけれど
清澄だけが純粋に頑張ってるわけじゃない、清澄が中心って訳じゃない
みんながみんな真剣に戦った結果そこに想いの渦が発生したり独特のカタルシスが生まれていく
そういうある種の等間隔が読んでいて気持ちが良く爽快である要因なんじゃないかと
特に今回はそれを強く感じてしまいました。

そう感じられる要因を深く掘り下げていくと今回強豪である臨海女子の面々は
こういう部活漫画にありがちな(他校に対しての)驕りや慢心、または馬鹿にする心が一切なく
その上で決して見くびらない、絶対にこの子は自分に勝てないと思い込まない真摯な姿勢が光っていて
かつ他校の彼女らが自分らに迫って来た時には素直にその抗いに対して「嬉しさ」を覚える
その点に関しては割とこの漫画の個性の一つかな、と思いつつ
その点が今まででも随一と捻出されていたので必然的に爽快感も強かった内容でした
自分を追ってくる者に対して敬意と少しばかりの微笑を匂わせた辻垣内さんは勿論
自分より実力が下の者に一度やられても素直に学んだことを糧にしようと想う慧宇さん
その「隙の無さ」こそが臨海女子の無敵感を強めているんですが
ただただ圧倒的に強いんじゃなく、ストイックな姿勢があるからこそ今の位置に存在している
そういう事実を回想ではなく心情で読者に伝える手法に個人的には深く感銘を受けました
11巻でも不当に負けた高校の株を下げない方法論が見事だったり
誰も下げないし
誰も過信させない
少年漫画的メソッドを多様している作品ではありますが
必要以上にそこに染まらない距離感・・・が実はもう一つ秀逸な個性なのかもしれません
敵だけど、臨海女子のお二方は正直スタイルがめっちゃ格好良かったしね。
そんな彼女らの想い、姫松高校の絆、と他校にも順当に感情移入が出来るようになっているので
ここからの盛り上がりにも大きく期待が懸かる内容に仕上がってると思います
「真剣勝負」という言葉が相応しい充実の12巻目、
珍しく染谷まこの回想も最後の方で描かれてたり勿論主役チームに対する感情移入の隙間も十分
更なる激戦を予見させるシーンの数々に前巻に引き続き気持ちもアガった新刊でした。
まこの回想はベタながら少し涙腺に来てしまいました(笑
結果だけ見れば均衡は変えられなかったけど、それでも不利な状況から落ちる事だけは防げた。
そんなまこやタコスの尽力を部長がどう繋げて行くのか・・・にも期待ですね。
13巻も楽しみです。


個人的にこの12巻で何気に気に入ったのは姫松高校の上重さんですね
彼女意外と隠れグラマーっていうか、途中からそういう描写が少し目立つようになってきて
それがまず良かったのと(笑 あとは単なる噛ませにならずに最後まで抵抗し切ったガッツですね
姫松高校は決勝には進めないかもしれないですけど、彼女らの頑張りは十分伝わっていますし
それをしっかりと見られたことがまず嬉しいなと
枠的に考えると後半清澄の逆襲が始まるパターンかもしれませんが
個人戦3位を唸らせた、消えない炎を見せ付けた、ということ自体がある種の結実なんだと思います
健闘した彼女に安易に約束通りに罰ゲーム与えず花丸を書いてあげたチームメイトの優しさも良かった
姫松女子の面々も気が付けば絆を感じさせる描写が増えてきて個人的には良い感じですね
彼女にはそこまで着目してなかっただけに意外な活躍・そして掘り下げに良い気分にさせてもらいました
有り体ですけどああいう「最後まで諦めない」姿勢は王道ながらいいものですね
この先も姫松女子の絆を感じさせる描写があればいいな、と思いました

それと、解説の野依さんの存在は面白すぎですね(笑
今までになかったタイプのキャラクター造詣で出て来る度に新鮮です
実況の言葉がシンプル過ぎ&そのまんま過ぎて台詞が出る度にニヤッとしてしまう
その他にも相変わらず長野県大会の面々はちょこちょこ出てくるし
これから活躍するであろうキャラもちょいちょい顔見せ
有珠山の先鋒の子はあんまり活躍はしてなかったけど気弱で小動物のようなキャラ性が可愛かったり
目の保養的な意味合いでも相変わらず抜群だって思えたのも私的に良かったですね
まこも地味に可愛かったしね。

毎回の事ですが表紙・裏表紙・折り返しに2点、
巻頭と巻中にカラーが点在と美麗なカラーイラストもたっぷり見れます
しかも毎度違うキャラなのでバラエティに富んでて眼福なのが改めて良いな、とも感じました
出来るだけ多くのキャラをカラーに登場させよう、っていう気概を感じるのがいいですね
カバー裏の漫画も案の定きわどい衣装着まくりですし・・・(笑
ストーリーが面白いのは勿論ですが
可愛いキャラクターの演出に関してもやっぱりイイですねこの漫画は。
準決勝後半に向けての布石的な要素もありつつ単体でもキャラの姿勢の正しさに胸打たれる12巻目でした。
まだまだ全国大会の白熱は終わりません!















来月からはこの全国編のアニメが始まりますけど
まだ原作は準決勝の途中なんですよねー。期待したいですが実際どうなるかは未知数です。
でもまあ、原作の面白さを伝えるようなものになれれば十分だとは思いますが。
何にせよこれからも咲を取り巻くメディアには楽しませてもらえそうです。
みんなの「頑張り」が素直に伝わって来て好感触でした。





LOSTAGE [KNNN2013] vol.4 w/おとぎ話@新代田LIVE HOUSE FEVER 13.12.15

2013-12-24 19:57:03 | ライブレポ



















先々週の日曜日にLOSTAGEとおとぎ話の対バンを観ました。
凄く良かったのに、セットリストを紛失しました。先に謝っておく(笑)。
















この日はおとぎ話が凄くて・・・
「光の涙」って曲を演奏したんですがプレイヤーも聴き手も感極まっていて
尋常じゃない位のカタルシスを捻出する空間が生まれてたのが個人的に深く印象に残っています
それくらい堂々とした佇まいでキレッキレのライブを繰り広げてくれたおとぎ話
まるでワンマン?ってくらいの満足感が漂ってたのが素晴らしかったですね
それだけにバッチリとセトリ覚えてないのが悔しい(笑

対するLOSTAGEは今年最後の関東ライブ。
しばらくは関東公演がないそうなのでじっくり聴き入り姿を目に焼き付けました
実はおとぎ話でジーンと来過ぎて最初の方は私的にモードを切り替えるのが大変だったんですが
最後の牛尾さんが加わって4人で演奏する頃にはすっかり楽しみ切れていたので良かったです
久々の曲も多くて嬉しかったなあ。
また来年もツアーやワンマン公演、楽しみにしています。














◆おとぎ話

新曲(APRILなんちゃら)
HOPE
ネオンBOYS
Boy's Don't Cry
ロックンロール(新曲)
HOKORI
KIDS
Chanmery
COSMOS
光の涙
STARSHIP
WHITE SONG



今思い出せるだけ思い出した曲を一応記憶を頼りに・・・
でも正しくはないと思うので今回は基本的に総括的に書きます
もうしょっぱなから清く正しいロックンロールモードで無条件に楽しかったんですが
途中から楽しいだけではない深く沁みる部分もニョキニョキと顔を出してました
ライブで格段に化ける「HOKORI」はどんどんヒートアップしていくバンド演奏の熱気に圧倒される出来栄え
また歌も必死さを含みつつシリアスに響いてきて個人的にかなりツボを押されました

拓人さんが一番好きな曲だと言う「KIDS」は私自身も大好きなので久々に聴けて嬉しかった
メランコリックなメロディのワンフレーズワンフレーズがスッと気持ち良く入ってくる感覚と
後半パートの高まって弾けて終わる感覚はやはり独特のカタルシスがありますね
この日もこの曲で感動しつつ、
時期も時期なので「Chanmery」、この曲は以前聴いた時よりもバンド演奏がタフになっていて驚き
ニコニコしながらガツンと来るアンサンブルを浴びせられる感覚が堪らなかったです

でも、一番良かったのはとにかく「光の涙」ですね。


「来年の今も笑い合えたならさ
 それはもう奇跡と呼ぼう」



このフレーズに相当気持ち的に助けられた気がしてるんですが
このフレーズだけではなくどの部分でも滾るような気合と万感の想いがはっきりと伝わって来て
所謂バンド・マジックがバシバシ出まくってる感じに完全に心を揺さぶられていました。
元々好きな曲ではあったんですけど
この日をきっかけに更に思い出に残る、好きな曲になった気がしました
気合が迸る、っていうのはああいう瞬間瞬間の事を言うんだろうな・・・ってつくづく感じました。
生きることは平坦でも退屈でもない。もっとドラマチックで尊くて、「能動」を気にかけるべきで。
なんかそんな事を深く感じて文字通り少し涙が出そうになりました。
出てないけど、出る寸前まで感極まっちゃったという。
また来年、元気に演奏するおとぎ話のステージを観て今日の感動を思い出せたらな、って思いましたね。
来年の今頃もおとぎ話のライブを観て笑顔だったり感極まっていられたらいいな。

そして「STARSHIP」の圧倒的な多幸感!
アドレナリン出まくりでラスト付近も相応に素晴らしかったです
純粋に音楽を楽しみ切れた、と断言出来る出色のステージを堪能させてもらいました。
ありがとうございました。このバンドはやっぱり特別ですね。




◆LOSTAGE

BROWN SUGAR
僕の忘れた言葉達
SURRENDER
断層
BARON
BLUE
あいつ
楽園
JACK NICOLSON
眩暈
こどもたち
手紙
GOOD LUCK(新曲)

アンコール
NEVERLAND
MIND JIVE
2:50



これも今即興で思い出したんだけど、こんな感じかなあ・・・。
順番は自信ないし抜けもあるかも。でもこれだけでもワンマン並の曲数ですね。

最初の方、おとぎ話の感動・多幸感モードが続いてて中々意識を切り替えられなかったんですけど
「断層」や「あいつ」辺りから段々ロストエイジモードに切り替えれてたんで良かったです
「断層」はダンサブルさを感じるくらいに前のめりでキレッキレ、
激情の渦にカタルシスを感じつつ
「あいつ」はもう大好きな上にあんまり演奏しない曲なので二重に嬉しかったですね
コーラスワークも気持ち良いし歌詞も突き刺さってくるので盛り上がりつつ聴き入ってました
この曲を聴くと無性に気持ちが逸りますね。背中を押してくれる曲というか。

ブッチャ-ズのカバーは本当にオリジナルに近い印象でまたあのイントロが流れただけで嬉しかった
ストレートに「JACK NICOLSON」を歌い切り演奏し切っていた姿は相当のリスペクトを感じました
そして個人的に大好きな「こどもたち」のイントロでもテンション上がりましたね
この曲の儚い少年性が非常にツボなんですがこの日もまた疾走感溢れるギターフレーズに陶酔しつつ
あの頃よりも更に純度を増した印象のプレイに釘付けになっていました
「久々にやったからミスした」そうですが
私的にそれは全然気にならなかったです(笑)。最近はセトリに自由度があってホントに素敵ですね。

最後の「GOOD LUCK」の頃には完全にロストエイジのステージに魅了されていました
轟音に継ぐ轟音にメロウなサビのポップさが絡み付いて独特の味わいに
ラスト付近の無我夢中に演奏を延々と続けるパートの高まりは何度聴いても至高。
先月のハスキンに続いてセトリの面白さも印象的なライブでした。
来年のモードにも期待です。激情もメロウも一緒に味わえて幸せでした。


アンコールではおとぎ話の牛尾さんを入れて4人でプレイ
一時期彼は失踪していて予定だった奈良での対バンでは拓人さんが代わりに一部弾いてたそうです
その借りを返す・・・と言うことで3曲も一緒にプレイされていました

これが物凄く良かったんですよね~
まず「NEVERLAND」ではおとぎ話のライブに負けないくらいの多幸感出まくり
岳久さんも終始笑顔で相応のハピネスが場を包み込んでいました
最高にあったかくて、観てるこっちも笑顔になれて。

一転して「MIND JIVE」では牛尾さんのギターが更に原曲の刺々しさを煽る
冒頭の岳久さんの「牛尾くん、ギターちょうだい。」って掛け声がゾクッとするくらい格好良かった
この曲は定番と言えば定番だけど牛尾さんの違うエッセンスのギターが入ることで新鮮さも加味されていました
バッキバキのアンサンブルに痺れつつ、最後が「2:50」っていうのも相当粋だったなあって思います
多幸感と絶頂感に溢れていたからこそ万感の想いを感じさせるこの曲で締める―
この曲もまたこの日のお陰で特別な印象が加わりました。本音でね。
確実に必然性を感じるチョイスに感動。
どっちのバンドも特別さを感じさせるプレイ・セットリストで非常に気分の良い夜でした。感謝。


















セットリストが紛失、総括的な書き方しか出来なかったんですが
それでもこの日ははっきりいって筆舌にし難いエネルギーと熱量があった・・・
という事だけは伝えたかった。
両バンドのそれぞれに対する愛情や思い遣りも伝わって来ました
有馬さんはロストエイジを「対バンしたことを自慢出来るバンド」
岳久さんはおとぎ話に対して「また4人になって観れて良かった。今日のライブもすごく良かった」と
リスペクトの念に満ち溢れていた幸福な対バンだったと思います。今年も両バンドの熱演を味わえて良かった!




最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。 6巻/松沢まり

2013-12-23 16:23:28 | 漫画(新作)


















限定版を購入。
通常版は1月発売との事だけど、先に売ってりゃやっぱ話気になるし買っちゃうよね
そもそも女流作家のラブコメにラバーチャームっていうのも何となく似合ってる気がするし。
でもTSTバージョンは多分付けるのに相当な勇気が必要でしょうね(笑
出来は普通に良いと思います。



















この漫画はタイトルが男性視点ですけど
でも主人公は妹の美月ちゃんな訳でそう考えると何気に面白いなとも思うんですが
そのお兄ちゃんに対する実直な憧れだったり世話を焼いてくれたくれた事に対する感謝、
そして何度もピンチを救ってくれた事による好感度の上昇で徐々に恋に落ちていく過程が良いですね
5巻まではあくまで「過程」に過ぎなかった訳ですけどいよいよ自覚し始めるのがこの巻なんです
「好き」と言ってもらえる幸せ、そして芽生え始めた夕哉を想う気持ち・・・って事で
ある種ラブコメ好きにとってはオートマティックに楽しめる巻でもありましたね(笑
またそういう風にはっきりと自覚し始めるのに6巻も費やしてるのが実に丁寧です
その辺は新境地的な作品だけど松沢まりさんならではの生真面目さがよく出てるかなー、と
ここまでで兄貴の真摯さだったり頼りになる部分は沢山見せてもらってるし
使った時間も相応なので
何の違和感も引っかかりもなく素直に恋に足を踏み入れつつある美月ちゃんにキュンキュン出来る
それが一番秀逸な巻かもしれないですね いつも通りのサービスは勿論素晴らしい上でね。

そんな意識の変遷を経た結果少しだけ距離が縮まる顛末も心地良くて。
今までは「気にする」程度だった夕哉に対してしっかりと明け透けな恋慕の情を
抱き始めた描写の数々は今まで以上のニヤニヤを発生させるには非常に容易かったです
また美月ちゃんのそういう表情・仕草の一つ一つがとても可愛らしくて・・・
正直半分は少女漫画のようなドキドキ感に近かったですね(笑
ちょっと憧れてるお兄ちゃんと急接近してドギマギしてる様子は活き活きとしてて感情移入も出来ました
男性向けラブコメの要素を含みつつも少女漫画的エッセンスも漂ってる塩梅が個性的で良いですね
そういうバランス感覚に際して言えばやっぱり女流作家ならではかなあ、って思います
積み重ねの良さが活きて来た事でより真っ当な面白さを獲得出来てるのがこの巻なんじゃないかと
あくまで個人的な印象ですが、
かなりのドライブ感とラブコメ的旨味をギュギュッと搾取出来てめちゃくちゃ面白かったですね
夕哉が「いつも世話を焼いてくれている」という前提ありきでここまで楽しめてると思うので
その意味じゃ本当に兄妹ものって設定が活きてるなあって 出会い始めの義理だからリアリティもあるし。


そんで、もう一つだけ明らかな進展があって
主人公の美月の相手役、つまりは兄貴の夕哉も微妙に彼女を意識し始めます
というか結構ツンデレ臭くてその意味でもお似合いの二人だなあって思うんですけど(笑
確かにまだ出会ってそこまで月日を重ねていない義理の妹ではあるけれど
真面目に「兄貴」になると頑張って
自制して、
迷走してまでも苦悩し戸惑ってる兄貴の様子もまたラブコメ的に面白かった
そんな自分に嫌悪しつつも、最終的にはある程度の好意を示してくれた前述の顛末は
これでまた物語が一歩進んだ感覚もあって中々のカタルシスがありましたね
自制心が少しずつ薄れ始め素直に美月にドキドキする描写も増えて益々ラブコメとして楽しい
ハイスペックな上に人格者である事は描けてるのでこの調子でまた積み重ねていって欲しいですね

ただ、そんな夕哉もまだ「理想のお兄ちゃん」って訳ではなくて
割と未成熟な一面も露呈してます
雪那に対する鈍感っぷり・・・っていうより完全に「姉ちゃん」としか捉えてないっぽいです
それはある種残酷な感覚でもあったりするワケですけど、雪那自身はまだ身を引き、諦めたわけじゃない
その辺はこれからの展開に期待しつつもここで5巻のおじいちゃんの存在が役に立ってくる・・・っていう
構成の上手さも光ってたと思います
5巻の素直になれないおじいちゃんの話は単体でも趣あって良かったと思うんですが
単なるゲストキャラでもなく今回は無神経を働いた夕哉を叱責する役を違和感なく引き受けている
その流れはとても美しいな、と思ったのと同時に「頼れる大人」でもあるんだなあ、と
正直今回のおじいちゃんは素直に男前過ぎました(笑
冒頭のお話ではコメディ要員だったのに後半では諌めっぷりが格好良かった。
日和も学校での無防備な抱きつきを素直に謝ったり、雪那も自身の想いだけじゃなく
美月の心境やこれからを案じるシーンも描かれてたり本当に各キャラがいい感じになってきて
中々のドラマチックさも生み出せていて、そこもまた今巻のお気に入りポイントの一つでしたね
6巻は主人公の美月、そして相手役の夕哉の心境の変遷が中心に描かれてましたが
是非雪那にもチャンスや奮闘の場を与えて欲しいな、とも思いつつ(笑
最後に少し強引に美月に好意を再確認しようとする夕哉お兄ちゃんがイケメン過ぎましたね
やっぱり女流作家による女子視点の男性向けラブコメが自分は大好きなんだなあ、ってつくづく感じた巻でした。
かなり真っ当にドキドキ出来るラブコメに仕上がってるので少年誌のラブコメ好きの方は是非是非。
どんどんクオリティ高まってると正直思います。


あともう一つ、この巻の三分の一は夕哉お兄ちゃんの友人の正太郎とその妹の萌亜
この二人が中心に据えられているショート番外編とロング番外編が収録されています
これがまた素朴な兄妹愛が感じられて凄く良いんですよね
基本的に主人公が美月で相手役が夕哉で、その友人たちって事はサブキャラもサブキャラなんですが
主人公からかなり遠いからこそ純粋に独立した一つのエピソードとして楽しめた印象です
個人的な印象ではありますが所謂「誰得」感はあんまりないと思います

また、兄と妹の話でもこっちは実の兄妹なのであくまでさりげない絆に留めている
その生真面目さもある程度のリアルさは重視してるんだな、って感じで好印象でしたね
本編とは一味違ったテイストで素直に楽しめるかと思います
可愛いパンツ描写もあるしね(笑
お色気シーンはさておきこの正太郎と萌亜のエピソードは新境地以前の松沢さんっぽかったです。
絶妙な距離感を形にされてる印象なので。 それにしてもこの漫画の「兄貴」はやたら格好良いなあ(笑




















サービスカットも前述の通りコンスタントに挿入されていて
尚且つあんまりストーリーの邪魔をしてない、むしろ円滑に進める仕掛けになっている
その構図もまた面白いなと感じつつとても眼福要素の高かった新刊でした(笑
透けブラとか恥ずかしいカッコで抱き合うとか、
美月と日和の絡み合いもまた扇情的でよろしかったと思います。ええ。

来月からはアニメ開始かー。
原作、っていうか松沢まりさん自体大好きなので若干心配しつつも少しでもいいものになればいいな、と。
キャラデザは正直原作のが好きですがそれでもいち松沢まりファンとしてドキドキしつつ期待してます。
新境地と松沢さんの丁寧な部分がしっかり融合していたのが嬉しかった6巻、大満足でした。