超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

ペーパーブレイバー 1巻/藤近小梅

2013-12-06 19:16:13 | 漫画(新作)






















藤近小梅「ペーパーブレイバー」1巻読了。




















現役女子高生でデビューした藤近小梅の初連載・・・って書くと
少女漫画誌の誰かみたいに思えますが少年誌の上にチャンピオンなんですよねえ(笑
その意外性も随分面白かったんですが、同時にそれってある種のフラグでもあるので個人的には
正直やや警戒してたんですけど
思ってた以上にイイ感じだなー、と途中から思うようになって単行本を購入しました
絵柄は可愛く素朴でもあるので多分読みやすく万人受けもしやすい、それにチャンピオンスパイスを少々・・・
って感じの塩梅でしょうか
でも絵柄と題材(勇者パロもの)を考えるとややスクエニ系っぽく思えなくもない
あとがきのオマケ漫画を読むとエレメンタルジェレイドが好きだったみたいですし(笑

年齢の割には絵が達者で、
その上ツッコミや台詞回しのセンスもあったりして
若々しい印象を受けつつも基本的には楽しめる漫画だと思います
ストーリーは最近流行りの勇者パロもの、現代に於ける勇者云々~という流れで
ダメ勇者の勇人を白魔道師の白窓さんが鍛え直す、っていう入りやすいものになってるかと

でも個人的に印象的だったのはそこにストーリー漫画の要素も少しあって
鍛え直しつつも本心では強いてしまって申し訳ない、だけど魔王の末裔に狙われるかもしれないから
勇人の為を想って行動している、という心情
勇人も最初はダメダメだったけど、そんな白窓さんの努力が少しずつ伝わり
後半ではいつもサボってばかりの自分を後ろめたく思い始める等
割とキャラクター自身の「成長」だったり「心情」に関してもフォーカスが当てられてるのが良かったです
普段はもっさりしてる勇人が白窓さんの為に一生懸命彼女を抱えて逃げるシーンは正直グッと来た
勇人もたまには格好良いところ見せれんじゃん!って印象で好感度上がりました(笑)。
まだメリハリに関してはそこまで鮮やかに決まってるとは感じませんが
これから更に良い作家になっていくような素養は感じられた1巻目
安定している上に、
ストーリー的に面白味を感じられるパートも多々あって楽しめた作品でした
てっきりゆるゆるコメディだと決め付けていたので積み重ねの良さも垣間見れたのは中々の収穫でしたね。
意外と単行本向きの作品なのかも。


前述のように、オーソドックスなお話でも台詞回しが結構練られているので
そのお陰もあって安定感が生まれている・・・というのもありますね
例えば「あれえおかしいなあ 赤の他人が話しかけてきますよお?」というツッコミ
「呼吸さえ意識せざるを得なくなり生きてることを実感させられた朝でした」というボケ
そういう目を引く台詞が多々散りばめられているので
その意味でも退屈せず最後まで読めるんじゃないかと
キャラも各々で個性的で面白いのでその二つの要素が上手く絡まって相乗効果を生んでてイイです。

で、後はおまけの3コマ漫画が凄く面白かったです(笑
白窓さんと八兵衛のお着替えのエピソードになっているんですが
二人の上半身下着姿が見れる上にネタも楽しくこれだけでも買う価値ありって感じ
それとお尻を触られて激怒する八兵衛はちょっと可愛かったなあ。
まだまだ、更に楽しくなるポテンシャルを秘めてる漫画だと思います(今の段階でも十分大好きですが!)
これからの更なる飛躍に期待しています。


それと、ちょいちょいラブコメっぽい雰囲気も挟まれてるので
ラブコメ好きとしても嬉しいですね。
なんせ白窓さんの性格とキャラデザが最高なので時折彼女のデレモードが見れるのは収穫です
他にも勇人と白窓さんの関係が恋人だと邪測されたりもするので
勇者パロ好きの方以外にもラブコメ好きの方にも案外通じるんじゃないかな、と
いずれにせよ前述のように高いポテンシャルを感じられるのは間違いないですね。カバー裏も美麗イラストで◎。













最近の本誌のお話も中々面白いので興味あればそっちも 
今週分は特にユニークで面白い出来でしたね。全くの一話完結なのでそっちも是非!



コメント