アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

夏みかんを丸ごと使ったマーマレード

2010-04-26 11:56:08 | 手作りのたべもの
 蒲郡市の知人宅でいただいた夏みかん(関連記事はコチラ→)。やっとマーマレード第一弾ができました! 途切れ途切れに作ったので一週間もかけてしまったけれど、いいものができました!

 今回は大量にあることもあって、とにかく楽にできる方法を探しました。探し当てたのが、「佐藤家の食卓」(コチラ→)。捨てるのはヘタだけ、という方法です。つまり、マーマレード作りでもっともめんどうなみかんの袋から中身を出す手間をいっさいやめて、袋も中身もざっと切るだけで煮てしまうのです! 柚子マーマレードは中身を出しにくいこともあってか、袋ごとつかうと聞いていたので、たぶんいけるだろう、と思ってはじめました。

 まず皮をむきます。むいたら水にちょっとつけてから熱湯で軽く煮て、そのあと千切り、と件のブログにはありましたが、この手間も大変なので、友人Kさんがやっている方法を採りました。フードプロセッサーでこまかく刻むのです。これは楽チン!

 刻んだ皮は水につけます。水を替えながら苦味がほぼなくなるまで放置。私は二晩つけました。苦味はまだすこし残っていましたが、苦みもマーマレードのおいしさのひとつなので、その時点で次の仕事に入りました。

 中身を半分に切ります。参考にしたブログのレシピには種もすべてそのまま煮て、あとで取り出すと書いてありましたが、大量に作るのでそれも面倒です。だから半分に切って、種をとにかく取り出し、お茶袋につめます。種からペクチンが出るので、マーマレード作りには欠かせない材料なのです。

 種を除いた中身を袋ごとかなり大雑把に切ります。そして鍋の中に。蓋をして弱火にかけ、ジュース状になったら強火にします。それから水を切った皮と砂糖を入れるのですが、私はいつもの粗糖を指示に従って、三回に分けて入れました。砂糖の量は全量の半分。すこし少なめです。

 けっこう早めに砂糖をすべて入れてしまったせいか、皮がなかなか柔らかくなりません。もっと間をおけばよかった。それでも次第にとろみがつき、皮も柔らかくなりました。食べてみると、甘さの加減は私好みで、適度なすっぱさと苦みも残っています。なによりコクのあるマーマレードになっています。

 粗糖を使っていることと、暇がなくて数日かけて断続的に煮続けたせいで、色はあまりよくありません。でも十分満足できる仕上がりです。とにかくおいしい。コーヒーを飲みながら、スプーンですくって食べてます。マーマレードがあまり好きでない家人にも、「これはうまい!」と好評です。

 第一弾は約8キロの夏みかんを煮ました。砂糖は半分量の約4キロ。ほぼ12キロの重量です。捨てたところがほとんどないので、とっても得した気分です! マクロビオティクでいう一物全体そのものみたいなこのマーマレード、第二、第三弾も同じ方法でがんばって作ります。

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