アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

梅の実が不作

2024-06-05 00:05:40 | 手作りのたべもの
  恐れていたことが起きてしまった。梅の実がならない。
 
  裏作、なんてものではない。大木になった木の梢をいくら見つめても、一つも実が見つからない。かろうじて見つけたのはこれだけ。下に落ちていた未熟の実と、垂れ下がった一枝にだけついていた数個の実。
 
  FB友達の埼玉のガーデナーが、「裏作ということがないほどいつもたわわに実っていた梅の実が、今年はほんの少ししかとれないと聞いた。全国的に不作らしい」と投稿していましたが、こちらもやはり同じ状況らしい。
 
  彼女が紹介していた埼玉新聞では、原因を次のように分析しています。
 
  「(1)昨年秋の少雨で木に栄養が蓄えられなかった(2)2月の寒暖差が大きく不完全な花になった(3)その後に訪れた高温―が複合的に絡み合った結果だと推測している。「体力がなかったので、ただでさえ少ない実も木が耐えられずに落としてしまったのでは」と言う。 今シーズンは暖冬で梅の花が1週間ほど早く開いた一方、開花後に雪が降り受粉にも影響した。梅は同じ品種の花粉では受粉しても実がならない場合が多く、ミツバチを利用した受粉が広く行われている。ところが、開花後に寒の戻りが長引くと、ミツバチが飛ばなくなってしまう。近年は温暖化の影響で、開花期とミツバチが活動するタイミングを合わせるのが難しくなっている。」
 
  稲武の友人が分けてもらっている地元の農家でも、かなり少ないらしい。日進の親戚に聞いてみたら、2本ともにほぼ皆無。
 
  豊田市の別の山間地域に住む友人の家では、1本は例年通り。でも南高梅は2本ともほぼできていないそう。いつもたくさんの実をつけ、うちの梅よりはるかに採取しやすいので毎年大量にもらっている名倉の友人宅の梅のようすは、まだ知らせが来ないので不明ですが、私はだいぶ悲観的になっています。
 
  こんな時がいつかやってくるのではないかと思い、ここ数年、とりあえず梅干しだけは漬けていました。米と塩と味噌と醤油と梅干し。これだけはとりあえず確保しておきたい。
  
  果たして今年は無事、梅漬けをつくれるのだろうか。いつもなら見向きもしないでほうっていた未熟の梅、とりあえず醤油に漬けておきました。
 
 
 


 
 

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