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アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

いなか暮らし10年目の夏

2013-07-15 00:33:56 | アンティマキの場所に生きる動植物
   こちらにひっこして10年目の夏を迎えました。

   土いじりがしたくてきたのに、いまだに畑らしい畑はできておらず、今年もまた、畑のあった場所は草で埋もれています。小屋のあるあたりがそれ。先月末、5日ほど家を開け、その後もいそがしくて見に行くこともできない日が続いています。

   雨が降るたびに伸びる草。草がこんなに旺盛なものとは、目の当りにするまで知らなかった。

   でも、伸び放題にしておくと、たまにはいいこともあります。

   こちらはホタルブクロ。裏山に咲いていたので、何度か移植を試みたのですが、うまくいかなかった野の花です。それなのに、なんと、庭先に何本も咲いているのを、6月の末頃見つけました! 薄い桃色の美しい花です。増えてほしいのですが、いかんせん、この場所は通り道。枯れたらどこかに植え替えよう、とおもうのですが、下手に移し変えて消えてしまうのは残念。いま、もうかなり枯れているのですが、今年はほうっておこうかな、と考えを変えつつあります。

   種類に事欠かないうちの雑草。食べられるものも多いと思います。

   友人から届いた日本有機農業研究会の冊子に、若杉友子さんの講演録が載っていました。彼女は京都府綾部市の限界集落にすんでいるのですが、そこは彼女によれば、「無限界集落」。

   「とにかく野草はあるし、水はあるし、おいしいお米はできるし、良いお野菜はできる。無限界にあらゆるものが用意されている」

   うちのこの雑草地帯も、宝の山。でも、この山の中から宝を見つけて利用するのはひとえにわたしの手と工夫にかかっています。一面の、すばらしくもいささか邪魔な雑草だらけの庭ともと畑を眺めながら、とにかく時間がほしい、と切に思うこのごろです。
コメント (2)
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