eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

3度目のデイゴの花

2005-12-04 20:45:33 | 島の生活
八丈島の自宅のデイゴが、今年、3度目の赤い花を咲かせている。

その生命力におどろかされます。

もう、12月。デイゴが咲くほどの暖かな気候ではありません。

そういえば、一年中花を咲かせるハイビスカスにも驚嘆します。とりわけ夏には毎日毎日、いっぱい花をつけていますが、その花は1日限りなのです。毎日、新しい花を咲かせています。

ネット大学と研究機関

2005-12-03 00:56:43 | 学校におけるeラーニング
大学は、研究機関であり教育機関である。あわせて、大切な社会的な役割をはたしてきた。

では、株式会社大学、ネット大学はどうあるべきか。

その基本理念をしっかり確立しなければならない。

わたしは、ネット大学・株式会社大学もまた、教育機関であると同時に研究機関でなければならないと思っている。

教育の面からみれば、そうでなければ、高度の教育レベルを維持できない。研究の面からみれば、大学が果たしてきた社会的役割は、計り知れない。

下流社会

2005-12-01 21:29:01 | 読書/新聞/映画など
三浦展著光文社新書のベストセラーです。サブタイトルは、「新たな階層集団の出現」。

日本社会の二極化が急速にすすむにつれて、その分析の本がいくつも出版されている。

この本は、マーケッティングの専門家が、それぞれの階層の意識を中心に分析している。

「いつかはクラウン」というトヨタの宣伝は、総中流社会を象徴していた。もう、「いつかは」レクサスという宣伝文句は使われないだろう。

あなたは、自分の階層をどのようにみていますか?

団塊ジュニアの男性は、実に48%が自分を下、または、中の下とみています。女性は、52%が中と考えている。

団塊ジュニアの男性は、79%が所得格差の拡大を実感している。そのかれらのなかで、「下」と自覚している人のほうが積極的に成果主義・能力主義を肯定し、66.7%もが賛成しているのは皮肉です。「上」の人たちの賛成は58.4%にとどまる。

所得格差の拡大は、女性のほうが強く感じているようだ。団塊ジュニア女性の「下」の人たちは、なんと93.6%が格差拡大を認識している。

やや意外に感じるのは、団塊ジュニア男性では、「下」ほど、個性や自分らしさを大切にしているとこたえていることだ。「上」では25.0%なのに、「下」では41.7%になる。
「下」の階層は、非活動的で一人でいることを好む。「下」ほど圧倒的にインターネットの活用率が高い。

この本は、おもに意識の面からの分析だが、二極化がもたらす社会現象にも注目すべきであろう。

所得を、上位から20%ずつの段階にわけて、最上位と最下位を比較した場合、その格差は、

1996年には33倍
1999年には61倍
2002年には168倍

だそうだ。