eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

雨の日は読書

2010-08-08 10:39:36 | 島の生活
庭の草木が、雨に喜んでいます。昨日植えたクコの木の苗10本も、この雨で大丈夫でしょう。

ベランダを打つ雨のしぶきをながめながら、読書です。

人々は危機に直面したときにどう行動したのかという行動科学の本です。大半の人が恐怖にとらわれてパニックになっても、経験や日ごろの準備、ときにはトレーニングで沈着に行動する人もいます。その判断と行動の差が生死をわける。

恐怖行動のひとつ「過剰集中」ということで、おそろしい事例も説明されています。着陸時に車輪がおりたことを表示するランプがつかなかった飛行機の例です。いったん高度600メートルまで上昇して旋回しながら、目視やさまざまな対策にコクピットの内部はかかりきりになります。回収されたボイスレコーダーによれば、そのとき高度が異常に低下したという警告音がコクピット内になりひびいているのに機長をはじめだれも気がつかない。
さらにけたたましい警告音に機長が聞く。「高度はどうなっている?」「600メートルのはずです」という返答。160人ほど搭乗していた同機は地上に激突しました。

危機に直面したときの役割分担など、組織的な行動がひごろから訓練されていることも重要でしょう。烏合の衆になっては、危機に的確に対応できない。

ボリビアで大使館を占拠した武装集団が、鏡と銃撃戦をやったというこっけいな実例もあります。

人が恐怖にとりつかれたときに、なんでもない危機を重大な結果に導く。

雨のベランダと雨にぬれたハイビスカスをながめながら、考え込んでいます。



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