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ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

アースダイバー

2005-11-29 07:56:20 | 読書/新聞/映画など
中沢新一の「アースダイバー」が面白い。

「縄文の地図を持って東京を散策すると、見慣れたはずのこの都市の相貌が一変していくように感じられるから不思議だ。」と著者は書いている。

縄文時代、海は、深く内陸にはいりこんでいた。東京は、手の指のように岬がのび、その間の低地は海だった。

旧石器遺跡、縄文遺跡、弥生遺跡は、東京に密集して存在している。それを地図に書けば、手の指のふちにならぶ。昔の海岸線だ。

岬の先は神聖な土地。いまでも、神社やお寺がある。

わが社のある新宿を、縄文地図を片手に歩くと、歌舞伎町も一変する。渋谷や歌舞伎町などの雑多な繁華街は、谷底か沼地だったところだ。

かれの意識の根底には、「グローバル資本主義の裏庭を掘ると、そこにはユダヤ教にはじまる一神教の精神的な遺跡がすぐに顔をだすのだ。あの出来事以来、そのことを考えないではいられない。」ということがある。

中沢新一著「アースダイバー」講談社刊1800円+税

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