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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

あたりまえの主張にかわるとき

2005-10-15 15:24:46 | eラーニング市場
わたしたちは、まだダイヤルアップが中心であるとき、つなぎっぱなしで学習するASPサービスをはじめました。そのころ、ASPであっても、ほとんどすべてが教材をダウンロードするものでした。5年後のいまでは、わたしたちの方式があたりまえです。

昨年夏ごろから、わたしたちは、市場が成長期にはいったことをのべてきました。まだ、ほとんどの人たちは、なぜeラーニングは売れないのかと議論していました。しかし、1年たったいま、市場が急成長していることは、だれも感じていることであり、そのような見方は特別の主張でもなんでもありません。

おなじころから、eラーニングは、IT系のビジネスではなく、教育系のビジネスになったと指摘してきました。われわれだけがそれを指摘していたのですが、いまは、企業がeラーニングを導入するときにシステム部門の力を借りないのがあたりまえになりました。教育会社のeラーニングビジネスへの参入がめだっています。eラーニングが教育であることは、だれにもあたりまえです。

やはり、おなじころから、わたしたちは、日本的なeラーニングに注目し、指摘してきました。おそらく、だれもが日本的なeラーニングに力をいれはじめるのは、もうすぐでしょう。

わたしたちは、サービス開始のときから、eラーニングは、すぐれたLMSやすぐれたコースウエアがあるだけでは成功しないと言ってきました。運用や学習プロセスの設計・実施が決定的に重要です。したがって、わたしたちは、コースやLMSを売るのではなく、教育サービスの提供をおこなってきました。このわたしたちの主張も、あたりまえのことになりはじめています。

そのような考えから、コースの設計だけのせまい意味のIDも批判してきましたし、SCORMも限定した評価をしてきました。このわたしたちの考えも、いずれ、当たり前の考えになるでしょう。

わたしたちの主張は、最初は少数意見であっても、やがて常識となる意見をくりかえしています。

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