eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

ビジネスモデルを競う

2006-09-11 13:24:06 | Netlearning,Inc.
eラーニングのような新しい市場が成立するとき、さまざまなビジネスモデルをもって多数の企業が参入し、競い合います。どんな市場も多様ですから、多くのビジネスモデルが市場にうけいれられ、また、多くのビジネスモデルが挑戦に敗れて退場していく。


ところで、日本の場合、当初eラーニングビジネスがIT系ビジネスと受け取られた結果、IT系各社がそろって参入し中心的な役割をはたしました。この各社のビジネスモデルがほとんど似通っていたため、成功も失敗もそろってということになりました。多様性に欠けていたのは、ベンチャー企業の参入が少なかったことにもよります。
日本のeラーニング市場の立ち上がりがおくれたのは、ユーザーニーズが強く存在するのに、供給する側が多様性に欠けて、ニーズにこたえられなかったためです。つまり、IT系ビジネスの発想では、ユーザーニーズにこたえることができなかったのです。

いま、eラーニングは、教育系のビジネスととらえられ、多くのベンチャー企業が参入し、高い成長がつづいています。いまこそ、多様なビジネスモデルを競い合うときです。

ビジネスモデルのちがいの出発点は、eラーニングをどのようなものとしてとらえるかです。eラーニングの考え方の違いは、論争というよりは、ビジネスモデルの違いとして、結果を競い合うことになります。

eラーニングを教育ととらえ、自社を教育研修の会社としてビジネスモデルを構築してきたのがネットラーニングです。自社をコンテンツ会社と位置づける会社もあれば、業務システムの一部を構築する会社と位置づける会社もあるでしょう。それぞれが成立するでしょうし、それぞれのビジネスがある。

多様なビジネスがあること自身が市場を成長させます。自己の主張をもって果敢に市場に挑戦する人たちを尊敬します。成功も失敗も自分が引き受ける。

主張には、結果がある。




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