eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

電子出版とeラーニング

2007-12-13 20:23:36 | eLearning
電子出版とeラーニングは、どのような関係にあるのでしょうか。

現在の電子出版は、書籍のページをそのままビューアーに表示するものです。いいかえれば、まず出版物があり、それを電子化しているということもできます。

新しいものが登場するとき、最初の段階は、前のものをそのまま引きずっていることが多い。

最初の自転車は、ハンドルの中央に馬の頭の張りぼてをのせて、サドルにすわって、両足で交互に地面を蹴って走っていました。ペダルの発明によって、今の自転車が登場しました。

最初の動力の船は、ふなべりに並んで漕いだオールを、車輪にくっつけて、船の両側面で回転させました。スクリューの発明で、今の船が登場しました。

最初空を飛ぼうとした人たちは、すべて、羽を鳥のようにばたつかせようとして失敗しました。羽を固定して、今の飛行機が登場しました。

電子出版も、第二世代になって、はじめて電子出版となります。それは、書籍を電子化するのではなく、最初から電子出版として作成されます。その場合、ネットによる双方向性と履歴管理をフルに活用し、音声や動画を豊富に活用するものになります。それは、まさにeラーニングともいえます。

eラーニングは、電子出版の先回りをしています。第二世代、つまり、本当の電子出版は、eラーニングと大きく重なってきます。



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