湯本香樹実『岸辺の旅』(文芸春秋、2010年2月25日、1200円+税)
3年前に行方不明になった夫が、ふとみあげると、台所で夫の好物のしらたまを一人でつくっている妻の目の前の奥の薄暗がりに立っている。
海の底で蟹に食われた優介と妻の、その浜辺にむかう不思議な旅がはじまる。いく先々で、見知らぬ人の世話になり、2人の日常生活がつづく。なにげない日常生活にやすらぎがあり、夫婦のこまやかな愛情がある。
帯の宣伝文句は、
「なにものも
分かつことの
できない
愛がある。
時も、
死さえも。」
ちょっとおおげさかな。
3年前に行方不明になった夫が、ふとみあげると、台所で夫の好物のしらたまを一人でつくっている妻の目の前の奥の薄暗がりに立っている。
海の底で蟹に食われた優介と妻の、その浜辺にむかう不思議な旅がはじまる。いく先々で、見知らぬ人の世話になり、2人の日常生活がつづく。なにげない日常生活にやすらぎがあり、夫婦のこまやかな愛情がある。
帯の宣伝文句は、
「なにものも
分かつことの
できない
愛がある。
時も、
死さえも。」
ちょっとおおげさかな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます