eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

日本的なeラーニング

2004-12-03 23:01:47 | eLearning
10月にアメリカに行って感じたことは、もはやアメリカは、eラーニングのお手本ではなくなったということだ。

日本的なビジネスとして感じるのは、サービスのあり方だ。セコムやベネッセがよい例かもしれない。

日本以外の国の警備会社は、センサーをつけて歩くだけだった。警報がでれば、警察か消防がかけつける。そんなレベルのサービスだ。それではだれでもできるから、警備会社は乱立し、大きな会社は生まれない。セコムは、警報がでれば、網のような拠点から自社の社員がかけつける。そのサービスの品質は高い。しかも、トップ企業が圧倒的な力をもつ。

日本のeラーニングも、品質の高いサービスを実現していくだろう。たんに、LMSやコンテンツが用意されるだけではなく、ラーニング・プロセスが重視され、そのサポートが充実する。

世界をリードする日本のeラーニングを実現していきたい。

大学の人材育成

2004-12-03 14:29:36 | Netlearning,Inc.
実践的な人材育成に、大学も本格的に取り組みはじめています。

映像コンテンツの専門家育成に東大、早稲田、東京芸大などが
取り組み始めた記事が、本日の日経産業新聞に掲載されていま
す。
各大学とも、企業の最前線の専門家を講師にしている。

先日、東大の副理事から、世界最高の金融の専門家を育成する
大学院を来年度設置することをききました。これまで日本では
まったくできなかった、高度の金融商品を設計できるなどの専
門家を、世界から講師を招聘して育成するそうです。

知識時代の教育システムが、次第に姿をあらわしはじめています。

ネットラーニングは、将来、知識時代の教育システムの中核とな
ることをめざしたい。