9日間の上海出張から帰国しました。
中国でビジネスをしたいと考えて、もう20年以上になるでしょうか。35年以上前にはじめて上海に行ってから、出張も40回近いでしょう。
30年ほど前の改革開放あたりから変化がはげしい。これから、もっと変化があるのでしょう。
新しいビジネスをはじめるには、長い準備、布石も必要です。
9日間の上海出張から帰国しました。
中国でビジネスをしたいと考えて、もう20年以上になるでしょうか。35年以上前にはじめて上海に行ってから、出張も40回近いでしょう。
30年ほど前の改革開放あたりから変化がはげしい。これから、もっと変化があるのでしょう。
新しいビジネスをはじめるには、長い準備、布石も必要です。
先日、上海のスタッフと野菜料理の店に食事に出かけました。会社から歩いて10分あまりの地下鉄の駅近くにあります。
予約もなかなかとれない人気の店でした。人気の秘密は、野菜だけで作った、肉・魚料理です。写真はマグロのトロの刺身ですが、どんな野菜でつくったのか見当もつきません。味も刺身とかわりません。
魚や肉もそうです。これは、本物の魚や肉をつかった二重のトリックかと思うほどです。飲み物も、アルコールは一切提供されていません。健康料理として、あるいは、ものめずらしさから人気がでているのでしょうか。
職人のわざとして、すごいですね。見かけ、食感、味にいたるまでそっくりなのですから。
きょうは、日本では休日です。中国では、通常の勤務。
ところで、おいしくて安いラーメンが、ここ上海でのわたしの昼食の定番です。しかし、異変が・・・。
なんと、いきつけの店のメニューから麺類が消えたのです。ボリュームたっぷりで選択できる種類も多かった麺類は、一杯6元でした。80円程度でしょうか。
背景には、物価の上昇がありそうです。その店も、より高額なメニューにシフトしていくのでしょうか。
中国の国家統計局が発表した数字によりますと、10月の消費者物価指数は、4.4%の上昇でした。とりわけ、食品は10.1%と2桁の上昇ぶりです。農産品の値上がりが大きく、さらに肉類にも値上がりがおよぶと専門家はみています。生活を直撃しています。
中国が人民元の為替水準を低く維持するために介入をつづけるならば、消費者物価は上昇をさけられない面があります。物価をおさえこむためには、金利を上げざるをえなくなるのでしょうか。
資本主義とは、不思議な仕組みですね。人為的に介入しようとすると、かならず別の反動があらわれて元にもどろうとする力が働きます。国家権力で手なずけるのはむずかしい。
きのうもきょうも、上海は春霞のような天候です。
上海の虹橋空港では、滑走路のむこうの建物は、ほとんどかすんでいました。着陸する飛行機も、滑走路の端あたりで姿が見え始めます。
大気汚染によるスモッグなのでしょうか、黄沙でしょうか、それとも春霞のような気候なのでしょうか。
かつての光化学スモッグにおおわれた東京は、こんな状態でした。環七道路あたりまで、おわんをふせたように、薄暗いスモッグにおおわれているのが、上空からもよくわかりました。工場が停止し、車がほとんどいなくなったお正月のあまりにさわやかに晴れ渡った東京の空は、年に1度のプレゼントでした。
羽田の新しい国際ターミナルから出発しました。古いターミナルは、ローカル空港よりも小さいほどで、快適でした。手続きも、搭乗ゲートまでもすぐそこにあり、人もすくなかった。新しくなり、あたりまえの空港になってしまいましたね。
上海で、20名ほどの一次面接からはじめて、3日間にわたって二次面接をすすめています。数名採用する予定です。
近く東京から営業部長も赴任し、全体の体制を本格的に強化し始めます。
写真は、会社の近くを散歩しながらみつけた建物です。1930年代に立てられたものです。会社の周辺は、戦前のフランス租界で、歴史的な落ち着いた建物がたくさんあります。ポプラの並木道も日陰をつくっています。