いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

民間活力。 civil energy

2020-05-14 20:10:47 | 日記
 (1)新型ウイルス感染流行拡大を受けてISが攻勢をかけている報道があったが、総じて世界人は外出自粛に協力的で目立った暴動、混乱、騒ぎはみられずに規律は維持されているのは幸いのいいニュースだ。

 新型ウイルスの感染力、脅威の大きさが人間の行動を自粛させ、今はガマンの時と自覚させているのだろう。

 (2)日本では今日緊急事態宣言が39県で解除されて、5月中に学校授業再開も検討されて経済、社会、生活が少しづつ動き出して日常をとり戻すことになる。トヨタが21年3月期決算で営業利益が前期比2兆円減で5千億円の大幅減益となる見通しで、経済活動停止の影響の大きさが示されて日本経済は回復に向けて相当の期間、忍耐、努力が必要となることを知らせるものだ。

 (3)新型ウイルス感染流行拡大を受けて国民の「生活様式」の見直しが必要と言われているが、経済構造、産業区分の変革も必要に迫られることになる。中小企業の下請けで支えられてきた産業基幹の製造業では、中小企業の資金難、倒産による再編が緊急の課題であり、回復には困難な道のりが続き経済構造、組織改編から産業再編の必要性に迫られることが考えられる。

 (4)IT時代を先導するとみられたソフトバンクグループは新型ウイルス感染最中に米国企業の買収がうまく機能せずに1兆円程度の損失を被ったと報道されてどう立て直すのか、今年から来年にかけて日本経済、企業の生き残り再編に迫られた時代を迎えることになる。

 新型ウイルス感染流行拡大の社会は夏以降にかけて変化、落ち着きも考えられるとすれば(緊急事態宣言の解除で感染再燃がなければ)、来年にかけては収束の見通しもみえてくる。

 (5)多くの県で緊急事態宣言の解除が進むが、これから台風、自然災害シーズンを迎えて昨年のような大規模停電、河川決壊被害に及べば避難所生活で感染拡大が再燃する懸念、心配もあると書いたが、予断を許さない事態も憂慮される。

 新型ウイルス感染流行拡大による緊急事態宣言ではなんとか外出自粛などの感染阻止、抑止の規律は維持、協力を果してきたが、その中での緊急事態宣言解除による民間活力(civil energy)による経済、社会、生活の立て直しの番だ。

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