いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

政治と社会の距離。 political and social distance

2020-05-27 20:18:43 | 日記
 (1)新型ウイルス感染流行拡大社会ではマスクはもはやエチケットだが、トランプ大統領はマスクをしない。何かの薬を毎日飲んでいるとか表明してこれが本当なら副作用が懸念されるものらしいが、この人の話は何が本当なのかよくわからないところがある。

 感染前の日本社会でマスクをする国民に欧米社会からは奇異にみられる時評もあり、トランプ大統領のマスク嫌いの原因かもしれない。

 (2)トランプ大統領と首脳会談を開催した南米国の大統領がその後新型ウイルスに感染していたことがわかったが、トランプ大統領はいたって元気でコロナウイルスも近づかない裸の王様なのかもしれない。

 新型ウイルス感染阻止にはワクチン、治療薬の開発、製造は急務だが、臨床試験による安全性、効果性確認には数年かかるとみられて、即効性は期待できない。

 (3)安倍首相は超法規的対応で抗ウイルス薬「アビガン」を5月中に承認して治療にあてるとしていたが、有効性の確認ができずに見送る(報道)ことになった。薬はわかりやすくいえば毒をもって毒を制するで副作用、後遺症の懸念は消えずに、臨床試験、効果性、副作用などについて症例を重ねての承認が前提となるものだけに、新型ウイルス感染拡大を受けての安倍首相の方針は危険な賭けであって当面はウイルスは人のいないところでは生きていけないということで「3密」回避、マスク、手洗い消毒で防御する原始的な安全対策しかない現実を認識するしかない。

 (4)もちろん感染阻止にはワクチン、治療薬は必要で開発、承認、製造を急がなければ人類のコロナウイルス戦争の終結、終息は見通せない。その急ぐ安倍首相の家庭布マスク2枚の配布、国民一人当たり10万円給付は緊急事態宣言の全面解除を受けてもまだ届かない家庭は多く、届いたころには、に終わりそうな気配であり、逆に新型ウイルスワクチン、治療薬の超法規的の開発、承認、製造の医療秩序無視の正当性のむなしさが際立って、有効性が見通せない「ブレーキ」がわずかに万物の良識、良心を示してくれている。

 (5)26日現在日本の感染死亡者は876人で命を救うことはできなかったが、WHOから日本の感染対策に高い評価もあり、日本国民としては政府のコロナウイルス感染阻止と社会経済活動の再開の両立(compatibility)の中で賢明、秩序ある社会思想、行動でひとりひとりの生活、社会を安全に維持しなければならない。

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