いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

身から出たサビ。 it's your own fault

2020-05-23 20:00:28 | 日記
 (1)黒川前検事長は検察、検事長として法治国家、社会正義を守る要職にありながら、自ら新聞記者宅を訪れ違法な賭けマージャンをして発覚し、辞職した。5月1日の新型ウイルス感染拡大での緊急事態宣言で政府は国民に外出自粛、休業要請をしている最中のことだった。

 報道によると黒川前検事長にはこれまでも賭けマージャンの話がつきまとっていたとの話の紹介もある。本人も事件を受けて周辺に「身から出たサビ」と話している報道もあり、ギャンブル依存症を自認するものだ。
 行動、経緯を総合的に判断すると黒川前幹事長はギャンブル依存症だったとみられる背景がある。

 (2)政府は成長戦略としてIR導入を決定しており、ギャンブル依存症候群対策が大きな課題、懸念として問題化している。取り調べるべき検察の検事長が賭けマージャンで辞職ということになれば、さらに行動、経緯からギャンブル依存症とみられることを考えれば、IR戦略の法秩序維持に大きな問題を抱えることになり政府組織の問題として見直しは避けられない。

 専門家からは新聞記者が当時黒川検事長と賭けマージャンをしていたことをどうして報道しなかったのかとの指摘もあるが、黒川検事長と新聞記者との賭けマージャンが発覚した経緯も不透明だ。

 (3)事態は新型ウイルス感染拡大の緊急対策中の政府が黒川検事長の定年延長を念頭の検察庁法改正案の国会成立をはかろうという最中のことだ。ギャンブル依存症は国民の外出自粛、休業要請の中でもパチンコ店の営業が続き、県外ナンバーの車が押し寄せて(報道)なかなか3密回避の休業要請が徹底しなかったことでも問題化している。

 (4)IRは全国3か所程度設置で外国人観光客対象中心で国民の対象資格を制限、制約するとはいえ、黒川前検事長の賭けマージャン事件をみれば法を守る、取り調べる側とギャンブル依存症候群との同一性、一体性、なれ合い実態をみせられて、IR戦略に不安、不信は避けられずにこのままではIR戦略推進は認められない。

 石原前東京都知事は平日の昼からパチンコ店の駐車場が満杯なのは日本しかみられないと言っていたが、冒頭のようなギャンブル依存症候群には即効薬はないわけでせめて社会思想、制度として規制、対策を強めていくしかなく、IR戦略の見直しは必要だ。

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