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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
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戦後、戦争のない日本と中国。 they has no wars after the war , japan and china

2019-08-17 20:05:10 | 日記
 (1)戦後74年の終戦の日を迎えて、戦争体験の教訓をどう後世に伝えていくのか、戦没者遺族会は高年令化を迎えて都道府県の会員が36%減少し、解散する(報道)ところもでてきている。

 日本は第2次世界大戦の敗戦、広島、長崎2度の原爆投下を受けて、平和憲法のもとに74年間戦争とは無縁の国家、社会を築いてきた。

 (2)戦後復興を高度経済成長、発展に託してGNP世界第2位、GDP世界第3位の経済国家となり、戦後74年の歴史の中では自民党内にも核兵器保有論も出て、保守思想の強い安倍首相、政権は憲法の独自の拡大解釈で集団的自衛権の行使容認により同盟国米国に協力して自衛隊の海外派遣に積極的で、戦争をしないために戦争、紛争にかかわるという強者の論理で74年前の敗戦の教訓が生かされているのか疑問となるところだ。

 '3)中国も共産主義革命後、強大な軍事国家として拡張路線を続け、インドとカシミール国境領土でのいざこざ、紛争はあったが大きな戦争は経験せずに、巨大人口、領土、市場を背景にした経済発展をとげている。

 米国、ロシアは中東、ヨーロッパ、西アジアで地域戦争、紛争に多くかかわってきており、アジアの日本、中国は戦後74年をみれば戦争とは無縁だ。

 (4)アジアも資本主義と共産主義の対立のベトナム戦争で米国とベトナムの長い戦争を経験しているが、日本も中国も直接的には関与、関係してこなかった。また日本は戦前の旧日本軍によるアジア侵略支配戦争を経験し、国民、民族として戦争に無縁であったわけではない。

 中國は巨大な人口、領土、市場をかかえてまずは対外的よりは国内的統治、支配が優先される国内事情も考えられて、大きな戦争とは無縁の国家となっている。

 (5)アジアを代表する国家となった日本と中国が戦後74年にわたって大きな戦争と無縁になったのは思想、主義、国家統治の方法論は別にして、平和が国家の発展に重要な大きな役割を果すことを示すもので、安倍政権が目指す同盟国米国との集団的自衛権による軍事力安定、圧力の方針が平和実現に反するものであることを示すものだ。

 しかし、日本と中国が歴史認識問題、靖国参拝問題、尖閣諸島領有権で対立を続けながら現在日中関係は改善に向かっていることはともに戦後74年大きな戦争を経験していない(they has no wars after the war)アジアをけん引する2国間関係としては歓迎すべきことだ。

 (6)日本、中国ともに特殊な国内事情(平和憲法、巨大人口、領土)を抱えていることによる戦後74年の大きな戦争とは無縁の国家ではあるが、アジア(人)としては見るべき、誇るべき思想でもある。

 インドで発祥した仏教文化が中国大陸を経由して日本に広がった文化、三大文明の発祥地の中国の漢字文化、哲学、儒教思想を受け継ぐ日本文化というのも、現在の日本と中国がともにアジアのリーダー国となり戦後74年大きな戦争を経験していない、無縁であることにだぶって無縁でないと考えてしまうものだ。

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