いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

日韓の人材不足。 deficiency of a person of talent in japan and south korea

2019-08-02 20:10:21 | 日記
 (1)日韓関係が徴用工問題で韓国が裁判所の判断で当時の日本企業の資産凍結など強硬姿勢を貫いて一方的に日本攻撃をくり返して、これに対して日本側は国際機関への仲裁裁定を求めていたが韓国側がこれに応じずに、それではと日本側が韓国への半導体材料の輸出規制措置に軍事転用の恐れがない輸出優遇対象国の「ホワイト国」から韓国を除外すると発表して対抗する構えで日韓が正面から激突する構図となった。

 (2)日韓外相はたびたびこの問題解消に向けて話し合いを持っているが、それぞれの主張のくり返しで混迷を深めるばかりだ。かっての韓国と北朝鮮代表それぞれが同時に言いたいことだけを言い合ってそれで終わりの話し合い、会談をほうふつとするものだ。

 6月に開催されたG20大阪サミットでも韓国文大統領を迎えた議長国日本の安倍首相は無言で握手して目も合わさない対応は、これもかって日中関係が安倍首相の靖国参拝、歴史認識問題で深刻な対立関係にあった時に北京で開催された国際会議の出迎えで、習近平主席が安倍首相を出迎えるのにあたって目も合わさずにぶぜんとした表情、態度で握手して会場への招きもしないという光景と同じだ。

 (3)その日中関係も安倍首相の歴史認識問題でのおわび会見から始まって米中貿易戦争による国内経済のリスクを日本との友好関係に求める中国の事情もあって、今や来年早々には習近平主席を国賓として日本に招くことが決まっている。

 現在の日韓関係の悪化要因が政府機関の中に日韓関係、問題を地ならしする、できる人材不足(deficiency of a person of talent)を書いたが、その外務省の河野外相が前面に出ての韓国外相との話し合いではそれぞれが基本姿勢、主張をくり返しぶつけ合うだけで調整も糸口も見えない不毛の対話が続いている。

 (4)そういう問題で河野外相が適任なのか、日本での会見での高飛車な相手を受け付けない態度をみていると問題解決をさらに遠ざける危惧がある。河野外相の適性を含めて、安倍首相は地球を俯瞰(ふかん)する外交として外交問題に自信を示しているのだから、ここは極度に悪化した日韓関係、問題について直接韓国文大統領と話し合い、首脳会談を持ち関係改善に努める必要があるだろう。

 (5)米国は日韓関係悪化を受けてASEAN外相会合に合わせて日米韓外相会談で日韓関係の仲介を行う意向だが、日本政府は仲介に応じずに閣議決定で韓国の「ホワイト国」から除外する強硬方針(報道)だ。

 本ブログでも日韓関係の過去の歴史対立くり返しの構図を書いたが、根底にG7の日本に追いつき、追い越せの韓国事情もあり、朝鮮半島安定の日米韓軍事同盟とは裏腹にこれまでの日韓関係は友好、協力関係が強かったという記憶はなく、今回の騒動、対立でも民間交流、活動、イベント中止が続いて行き着くところまでいく構えだ。
 河野外相では荷が重いのではないのか。

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