いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

韓国の孤立。 isolation of south korea

2019-08-14 20:18:36 | 日記
 (1)北朝鮮が米韓軍事演習に反発して米国が容認する短距離ミサイル発射をくり返して、対話は米朝間で行われるものであり南北対話ではないと主張して、拉致問題で日朝会談を模索する日本を無視してアジアに背を向けている中で、来年春には中国習近平主席が国賓として来日すれば天皇とも会うことになることから、その前に今年10月の天皇即位礼に参列するために王岐山副主席が来日することで実績づくりのための調整に入ったといわれる。

 (2)中国王制を打倒して共産主義革命を成し遂げて、中国共産党の現在の習近平主席がいきなり国賓として来日して天皇と会うということになれば、これまでの理論、主義、主張の正当性に混乱を招くことにもなり、入念な段階を踏んでの準備が必要だ。

 (3)北朝鮮がアジアに背を向けて米国との対話を望むのは、世界一の規模、規格の政治、軍事、経済を誇る米国と対等に対話することで存在感を高めたい意向が働いている。
 しかしその米国トランプ政権は、中国、EU、ロシア、イラン、ベネゼイラといたるところで経済、軍事対立を深めて、トランプ大統領と安倍首相の親密関係にある日本とも通商関税、安全保障で問題を抱えるという米国第一、保護主義を前面にした孤立主義にある。

 (4)トランプ大統領が北朝鮮との対話にこだわるのは来年の大統領再選を目指してのもので、来年11月に誰が米国大統領になっても(今のところトランプ大統領の有力対抗馬はみあたらずに)それ以降は北朝鮮の完全非核化に向けての米国の厳しい対応措置が考えられて、これまでのような会うだけの米朝会談とはいかないだろう。
 中國、韓国、日本のアジアとの関係が北朝鮮の立場に重要な意味を持つことになる。

 (5)その中国は米中貿易戦争の影響による国内経済の低迷を受けて日本への接近を強めており、来年春には習近平主席が国賓として来日することが検討されている。中国としては米国と同盟関係にありトランプ大統領と親密な関係にある安倍首相に接近することで米国の対抗策としたい思惑も考えられるが、日本と徴用工、輸出規制強化で対立する韓国にとっては日中関係改善は圧力となるものだ。

 (6)アジア、朝鮮半島で韓国がひとり孤立することも考えられて、このまま韓国が日本の対応措置に合わせて対立を硬化させれば来年には厳しい孤立化に見舞われることにもなり、文政権への風当たりも強くなることも考えられる。

 日本としても中国との関係改善は重要で、軍事、経済、安全保障で問題解決とはいかなくても、かってのように対立、問題にこだわらずに協力、発展(東シナ海石油開発協力)に歩み寄る姿勢で日中相互協力に尽力したいところだ。

 (7)そうした日中関係改善が北朝鮮の態度に変化、影響がみられることになれば、日朝関係の改善、拉致問題の話し合い促進にもつながることも考えられる。

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