オールドゲーマーの、アーケードゲームとその周辺の記憶

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【号外】【追加・訂正】本日アップした記事の謎、早くも判明

2021年03月07日 22時48分19秒 | 訂正・追加等
本日夕刻にアップした記事「1977 Sega Price List (1):表紙と会社案内系その1」
https://blog.goo.ne.jp/nazox2016/e/8d746e0b1ce5a93258fd661ad9103d46
の中で、77年当時のセガのピンボール製造ラインに写っている機種が謎であると述べました。


問題の箇所。

上記画像のキャプション部分で言及しているWilliamsの「Satin Doll」のバックグラスはこんな感じです。


Williamsの「Satin Doll」のバックググラス。画像は「Internet Pinball Database」より。

あまりに癪なので、記事投稿後にあちこち調べてみたところ、ピンボール製造ラインの画像に写っている機種は、スペインSEGASA社製の「Baby Doll」という機種であることが(結構あっさりと)判明しました。


スペインSEGASA社の「Baby Doll (1975)」のバックグラス。この画像も「Internet Pinball Database」より。Williamsの「Satin Doll」を下敷きにしたアートワークであることがわかる。

昨年8月にアップした記事「【小ネタ】SEGASA (AKA Sonic)とSEGAの関係メモ」で述べている通り、SEGASA社は、米国Williams社の親会社が大株主であったなどWilliamsと縁があったそうです。そのため、SEGASA社はWilliams社のコピーのような製品をいくつも売り出しており、この「Baby Doll」もその一つなのでしょう。Internet Pinball Databaseの記事をよくご覧いただければわかりますが、「Baby Doll」のエプロンには「Sonic」の商号ではなくWilliamsのトレードマーク(関連記事:ピンボールのアートワークの話(3):ジェリーとクリスのその他の仕事&資料・その1)が描かれていますが、バックグラスには「Sonic」のロゴが描かれており、おそらくはSEGASAがSonicを名乗りだした初期のことであると推測されます。

謎が解明するのはうれしいものです。これで今晩はよく眠れると思います。それでは、お休みなさいまし。

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